ISS、電子メールに特化したセキュリティアプライアンスを投入

インターネット セキュリティ システムズは4月2日、企業向けの電子メールセキュリティアプライアンス「Proventia Network Mail Security System」を発表した。

» 2007年04月02日 19時12分 公開
[ITmedia]

 インターネット セキュリティ システムズ(ISS)は4月2日、企業向けの電子メール専用セキュリティアプライアンス「Proventia Network Mail Security System」(Proventia Network Mail)を発表した。

 同社はこれまで、不正侵入防御アプライアンスの「Proventia Network IPS」やUTM(統合脅威管理)アプライアンス「Proventia Network MFS」といったセキュリティアプライアンス製品を提供してきた。新製品のProventia Network Mailは、電子メールのセキュリティに特化したアプライアンス製品で、ウイルス/ワームやスパムなど、電子メール経由で侵入を試みるさまざまな脅威をブロックする。

 具体的には、「ウイルス・プリベンション・システム」(VPS)によって、既知のウイルスだけでなく新種のウイルスやゼロデイ脆弱性を狙った攻撃を検知、遮断する。

 スパムについては、ベイジアンフィルタやヒューリスティック分析などを含む10段階の分析プロセスや、数千台に及ぶ「スパムコレクター」から得られた情報に基づいてスパムを検出する。スパムコレクターから得られた情報は、同社の「グローバルフィルターデータベース」に集約され、1日に8回のペースで更新、配信され、日本語で書かれたスパムメールや画像スパムも検出可能という。

 Proventia Network Mailは大企業やサービスプロバイダーを大賞としており、価格は、最小構成の2500ユーザーモデルが317万円から。同日より販売を開始している。

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