ScribeFireでブログの更新頻度を上げるLeverage OSS(1/2 ページ)

自分のブログに対して少しでも愛着があるなら、Firefox用のScribeFireをインストールして投稿数を増やすとよいだろう。ScribeFireなら、自分のブログがFirefoxですぐに利用でき、ネタができてから投稿するまでの作業がずっと容易になる。

» 2007年04月28日 08時00分 公開
[Joe-'Zonker'-Brockmeier,Open Tech Press]
SourceForge.JP Magazine

 Webには、たまにしか更新されないブログや、完全に見捨てられたブログがあふれている。自分のブログに対して少しでも愛着があるなら、Firefox用のScribeFireをインストールして投稿数を増やすとよいだろう。ScribeFireなら、自分のブログがFirefoxですぐに利用でき、ネタができてから投稿するまでの作業がずっと容易になる。

 Firefoxの拡張機能ScribeFire(以前はPerformancing for Firefoxという名前だった)では、ブログエントリの作成や公開を、ブログ管理用プラットフォームのパブリッシングツールを使わなくても Firefoxから直接行うことができる。これが非常に便利なのは、お気に入りサイトの閲覧中に、ブログ管理用バックエンドを参照したり複数のFirefoxウインドウを行き来したりすることなく、素早く投稿を作成したいときだろう。

ScribeFireの入手方法

 ScribeFireはFirefoxの1.5から2.0に対応し、マルチプラットフォーム化されている。そのため、Linux、Windows、Mac OS Xをはじめ、Firefoxが動作するどのプラットフォームでも実行できる。このソフトウェアをわたしが使い始めたのは名前がScribeFireに変わる前のことで、もう何カ月も動作させているが、Google Notebook、Fullerscreen、Adblocker PlusといったほかのFirefox拡張機能と競合して問題が起こったことは一度もない。

 ScribeFireは、FirefoxアドオンのWebサイトから入手できる。「Install Now」ボタンをクリックすると、Firefoxによってインストール作業が行われる。Firefoxを再起動すると、Firefoxのステータスバーにメモ帳の形をしたオレンジ色のアイコンが表示されるはずだ。そのアイコンをクリックすれば、ScribeFireの画面が開く。デフォルトでは、図1に示すように、Firefox画面のおよそ下半分の領域がScribeFireの画面になる。

図1 図1:ScribeFireの画面

対応するブログシステム

 ScribeFireパネルを開くと、画面の右側に「Blogs」、「Categs.」、「History」、「Notes」というラベルの付いた分かりやすいオプション群が現れる。これらのオプションが見えない場合は、図2に示す矢印アイコンを探してクリックすると、オプションのダイアログが開く(すでに開いている場合は閉じられる)。

ScribeFire options arrow 図2:ScribeFireのオプション表示用矢印(円内)

 ブログを追加するには、「Add」をクリックする。すると、「Performancing Account Wizard」が現れるので、このウィザードに従って操作を行う(このように、まだ古いアプリケーション名が払拭されずに残っている部分がある)。 ScribeFireは、WordPress、Blogger、Drupal、TypePad、LiveJournal、Windows Live Spacesのほか、MetaWeblog APIをサポートするその他数々のブログシステムに対応している。

 わたしがテストを行ったのは、WordPress、Blogger、LiveJournalの各ブログである。ただし、LiveJournalのサポートはまだ実験的なものだと記されている。ScribeFireからLiveJournalへの投稿は問題なさそうだが、履歴のインポートがうまく行えない。元の投稿にはきちんとしたタイトルがあるにもかかわらず、どの投稿もわたしの履歴ではタイトルが「Untitled」になってしまうのだ。

 ScribeFireでは複数のブログを扱うことも可能なので、2、3件あるいはそれ以上のブログ間でも簡単に投稿をやり取りできる。今週末の野外パーティーに関する投稿であれば、その投稿先のブログがプライベート用のLiveJournalアカウントになっているかにだけ注意すればよい。くれぐれも、仕事用のブログに投稿して上司や顧客に見られることのないようにしたい。別のブログに投稿してしまう間違いが非常に起こりやすいので注意してほしい。

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