FirefoxやYouTubeを狙うUSBワーム登場

このワームに感染するとFirefoxが使えなくなり、OrkutとYouTubeにアクセスできなくなる。

» 2007年05月14日 11時57分 公開
[ITmedia]

 USBメモリなどの外部接続ストレージを介して感染するワームに、Firefox、Orkut、YouTubeをターゲットにする亜種が登場した。セキュリティ企業FaceTime Communicationsの研究者が報告した。

 このワームは最初のUSBワームと同様に、外部メモリからPCに感染する。ユーザーが感染ファイルをダブルクリックして実行してしまうと、Firefoxを起動しようとした時に「Internet Explorerを使いたまえ、間抜け君」といったメッセージが表示され、Firefoxは自動的に閉じてしまう。

FaceTimeがとらえたワーム動作画面。Firefoxを開こうとするとメッセージが表示される

 またこのワームに感染した後で、Internet Explorer(IE)でソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のOrkutを開こうとすると、「Orkutは禁止されている」というメッセージが表示されて「ムハハハハ」という笑い声が流れ、アクセスが遮断される。動作共有サイトYouTubeにアクセスしようとしても同様のことが起きる。

 感染ファイルの中には、.exeファイルをデスクトップ上のフォルダのように見せ掛けたものもあるとして、FaceTimeの研究者は注意を促している。

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