オープンソース開発の利点とその代償――セキュリティ専門紙「Sage」ホワイトペーパー

オープンソース開発手法は、ソフトウェア開発の現場に革命をもたらしたといわれている。だが、オープンソースおよびその開発手法の浸透がセキュリティ管理にとって大きな問題となっている。

» 2007年06月04日 11時10分 公開
[ITmedia]

 オープンソース開発手法には問題点がある。その1つが「フルディスクロージャー」、つまり非常に透明性を重視する点だ。これは良いことのように思えるが、セキュリティ管理の観点からは非常に重要な問題をはらんでいる。例えば、どこかのサイトでぜい弱性が検出されたとする。フルディスクロージャーの精神では、すぐにぜい弱性を公表すべきだということになる。しかしながら、そうするとゼロデイ攻撃が行われる可能性が高まってしまうのだ。

 さらに問題なのは、ルートキットなどのコードがオープンソースとして公開されている点だ。これは攻撃を未然に防ぐために公開されているものだが、逆にルートキット作成のために使われてしまうこともある。これでは本末転倒であり、メリットよりもデメリットの方が大きいといわざるを得ない。

 このホワイトペーパーでは、ソフトバンク・テクノロジーが、オープンソースをめぐるさまざまな問題に関して、セキュリティ管理の観点からどのように対応すればよいか解説する。

ホワイトペーパーをダウンロード

TechTargetジャパンへのご登録はお済みですか?

「TechTargetジャパン」メンバーシップのご案内

会員登録を行うことで、300点以上の技術資料がそろったホワイトペーパーや興味・関心分野ごとに情報を配信するメールマガジン、ITmediaや@ITの特集記事がPDFでまとまって読める電子ブックレットなど、各種サービスを無料で利用できます。会員登録(無料)はこちらから


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ