ニュース

スパムを運ぶゾンビ、欧州で増加中

ソフォスが発表した最新のリポートによると、欧州からのスパムが増加している背景には、ゾンビ化したPCの増殖があるようだ。
2007年07月18日 16時41分 更新

 ソフォスは7月18日、2007年4〜6月のスパムの最多配信国ワースト12に関する最新のリポートを発表した。同社によると、2007年4〜6月のスパム総数は、2006年の同時期に比較して9%の増加であるという。

 今回の調査でワースト1となった国は、前四半期(2007年1〜3月)の調査に引き続き米国であった。一方で、ワースト12中、6カ国が欧州からチャートインし、その合計が米国を超えている欧州の動向も注意が必要である。同社は、欧州においてゾンビ化したPCの増殖を指摘しており、こうしたPCがスパムの踏み台などに使われていることが欧州からのスパム配信が増加傾向にある一因だとしている。

順位 全体に占める割合
1 米国 19.6%
2 中国(香港を含む) 8.4%
3 韓国 6.5%
4 ポーランド 4.8%
5 ドイツ 4.2%
6 ブラジル 4.1%
7 フランス 3.3%
8 ロシア 3.1%
9 トルコ 2.9%
10 イギリス 2.8%
10 イタリア 2.8%
12 インド 2.5%
その他 35.0%
スパム送信国ワースト12(2007年4〜6月)

 また、ワースト12にチャートインしない「その他」の国からの配信は、前四半期(2007年1〜3月)の30.6%から35.0%に増加した。米国は依然として大きな比率を占めているが、スパム、スパム送信者、スパム配信に利用されるPC、そして被害者は全世界に分散する傾向にあり、他国からの配信比率が平均化していることが読み取れる。なお、日本は1.3%で20位。

 一方、地区別に見ると欧米を抜き去ってアジアがトップとなっている。前四半期と比べ、比率を下げたのは欧州だけだった。ソフォスのリサーチャーは、今後南米地区、アフリカ地区でもスパム配信が増加し、地区別の比率が平均化されていくと予測している。

順位 地区 全体に占める割合
1 アジア地区 35.2%
2 欧州地区 28.5%
3 北米地区 24.2%
4 南米地区 9.6%
5 アフリカ地区 1.6%
その他 0.9%
大陸別スパム送信ランキング(2007年4〜6月)

関連キーワード

スパム


[ITmedia]

Copyright© 2010 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.




キャリアアップ



エンタープライズ・ピックアップ

news004.jpg 世界で勝つ 強い日本企業のつくり方:利用契約の検討――グローバルクラウドで失敗しないために(前編)
2010年以降、クラウドサービスの利用がさらに加速する。サービスを利用する企業はプロバイダーのデータセンターに預けた自社情報を保護するために、法的な要素を理解しておかなければならない。企業が注意を払うべき法的な検討事項を整理する。

news001.jpg IT投資の新方程式:「Twitter使ってます」――現役MS社員が“社員力”を語る(前編)
マイクロソフトが掲げるプロモーションメッセージ「社員にチカラを。ITで企業力を。(以下、BIEB)」からは、ITで社員の生産性を向上することが業績の拡大につながる、といったニュアンスを感じる。そこで気になるのが「じゃあ、マイクロソフトの社員自身はどうなのよ?」ということ。3人の現役MS社員により実態が明らかになる……?

news010.jpg 産業構造を変えるか:「住宅クラウド」の衝撃
住宅都市工学研究所が進める「住宅クラウド」は、クラウドが企業のIT領域にとどまらず、ビジネスのやり方自体を変える可能性を示している。

news010.jpg オルタナティブな生き方 栗原進さん:ネットでリアルを楽しくしたい
SE出身の企業広報マンでありながら、趣味は落語で憧れの人はインディ・ジョーンズとアナログ全開の栗原さんに、ブログを書く理由やネットからはじまるコミュニケーションについて伺った。

news001.jpg 最強最速アルゴリズマー養成講座:トップクラスだけが知る「このアルゴリズムがすごい」――「探索」基礎最速マスター
プログラミングにおける重要な概念である「探索」を最速でマスターするために、今回は少し応用となる探索手法などを紹介しながら、その実践力を育成します。問題をグラフとして表現し、効率よく探索する方法をぜひ日常に生かしてみましょう。