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» 2007年08月10日 11時46分 UPDATE

「NovellとMicrosoftの提携は顧客にとって必要」――ホブセピアンCEO

Novellのロン・ホブセピアンCEOは、物議を醸しているMicrosoftとの提携について、これは「ミックスソース世界」の中で前進するための手段だと説明している。

[Peter Galli,eWEEK]
eWEEK

 Novellのロン・ホブセピアンCEOは8月8日、サンフランシスコで開催のLinuxWorld Conferenceのキーノートスピーチで、同社とMicrosoftとの提携について(弁明ではなく)説明を行った。

 「Microsoftとの提携が物議を醸しているのは知っているが、データセンターでLinuxとWindowsの両方をサポートしなければならない当社の顧客にとって、これは必要なことだ。仮想化技術も今後、両OSに対応しなければならなくなるだろう」とホブセピアン氏は聴衆に語った。

 プロプライエタリとオープンソースが併存する世界――ホブセピアン氏はこれを「ミックスソース世界」と呼んでいる――への移行が進んでいる現状に言及した同氏は、Linux市場はさらに拡大する必要があると強調した。

 同氏は、OracleがLinuxのサポートを提供すると決定したり、MicrosoftがXandrosやLinspireなどのLinuxベンダーと契約を結ぶといった最近の動きについても、これらは必要なものだとして評価した。

 「Microsoftはこのミックスソース世界における1つの現実であり、この事実を受け入れることが今後の業界の発展にとって不可欠である。しかしわれわれは今後も、彼らとの競争と戦いを続けるつもりであり、目標は勝つことだ。われわれの血の中には、Microsoftと20年間にわたって戦った歴史がある」とホブセピアン氏は語る。

 「Novellのパートナー開発モデルの進化は、将来、世界のミックスソース化がさらに進むという事実を反映したものであり、Novellは業界各社とともにこの状況に対応できるようにしなければならない」(同氏)

 同氏によると、既にNovellとIBMは、ミックスソース環境の構築を共同で進めているという。これは8月7日に発表した両社の契約を指したもので、Novellはこの契約に基づき、自社のSUSE Linux Enterprise ServerにWebSphere Community Server Enterprise Editionを含める。

 NovellはUNIX分野でのシェア拡大にも力を入れており、同氏によると、この分野は現在、最も大きな成長のチャンスがあり、他社のUNIXディストリビューションもLinuxに似たものになろうとしているという。

 Sun Microsystemsと同社のOpenSolarisディストリビューションも、その方向を目指しているとホブセピアン氏は指摘する。「Sunは自社のソフトウェアをLinuxに近いものにしようと考えており、同社のProject IndianaのWebサイトでは、OpenSolarisをLinux型にするための取り組みが紹介されている。Linuxが技術競争で勝っているのは間違いないが、われわれはそれを次のレベルに引き上げる努力を続ける必要がある」と同氏は語る。

 この点に関してはLinuxの管理環境の整備が遅れており、Linuxを次のレベルに引き上げるには、ツールセットの改良、強化、差別化が必要だ、と同氏は話す。

 ユーザーと業界にとってもう1つの大きな問題である消費電力の管理の問題について、ホブセピアン氏は、Novellがこの分野で取り組む課題はたくさんあると述べている。

 NovellはAdvanced Micro Devicesの「PowerNow」技術をサポートしているほか、電力消費の管理や削減を目指した「Green Grid」プロジェクト、およびIBMの省電力プロジェクト「Big Green」のメンバーでもある。

 「わたしはLinuxの将来とその可能性について非常にわくわくしているが、われわれがやらなければならないことが3つある。ISV(独立系ソフトウェアベンダー)のエコシステムを大きくすること、次世代のデータセンターを実現すること、そして市場を拡大することである。Linuxに秘められた魅力的な価値を顧客に示すことも、われわれの任務の1つだ」とホブセピアン氏は話す。

 MicrosoftがNovellとの提携に基づいて販売しているSUSE Linux Enterprise Serverのクーポンに関して、GNU General Public License 3.0がリリースされた後にMicrosoftがクーポンのサポートをやめると表明したことについて、ホブセピアン氏は、「Microsoftは、同社がこのライセンスの法的当事者でないと考えていることを明確にしようとしただけだ」と語った。

 「Novellはクーポンを持っている顧客に最新のLinuxディストリビューションを提供し、それをサポートするつもりだ。一方Microsoftは、GPLv3の下でライセンスされるいかなるコードもサポートしない」(同氏)

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