NECとミラクル・リナックス、高可用性クラスタ製品の最新版を発売

ミラクル・リナックスとNECは、両社で販売していたクラスタソフトウェア「MIRACLE CLUSTERPRO」の後継製品となる「MIRACLE CLUSTERPRO X」を発表、9月18日から出荷開始することを明らかにした。

» 2007年09月03日 16時47分 公開
[ITmedia]

 ミラクル・リナックスとNECは9月3日、両社で販売していたクラスタソフトウェア「MIRACLE CLUSTERPRO」の後継製品となる「MIRACLE CLUSTERPRO X」を発表、9月18日から出荷開始することを明らかにした。

 両者がこれまで販売していた「MIRACLE CLUSTERPRO」は、Linuxディストリビューションである「MIRACLE LINUX」と「CLUSTERPRO」を組み合わせたクラスタソリューション。CLUSTERPROは、サーバに障害が発生した場合に、正常稼働しているサーバに処理を自動的に切り替えるフェイルオーバー機能を利用することでサーバの可用性を高めるためのもの。

 今回発表されたのは、CLUSTERPROの最新版「CLUSTERPRO X 1.0」とミラクル・リナックスの「MIRACLE LINUX V4.0」または「Asianux Server 3」のいずれかをバンドルしたもの。Asianux Server 3バンドル製品は10月18日に出荷される予定。

 CLUSTERPRO X 1.0では、M+Nスタンバイ、ゼロスタンバイ運用に対応するほか、共有ディスク型、データミラー型のいずれのフェイルオーバクラスタでも構成可能となっている(データミラー型の場合は後述するオプション製品が必要)。

 価格は、OS込みの代金でありながらCLUSTERPRO X 1.0の価格のままの60万円。この価格にMIRACLE LINUX V4.0またはAsianux Server 3の2ノードとCLUSTERPRO X 1.0の2CPU分のライセンスが含まれる。また、オプションとしてデータベース監視、インターネットサーバ監視、ファイルサーバ監視、およびアプリケーションサーバ監視機能などが10万円から用意される。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ