ウォッチガード、メール検疫やPOP3プロキシに対応するUTMの新OS

ウォッチガードは、UTM「Firebox X e-Series」用OSの新バージョンを発表。機能拡張や信頼性の向上などを図った。

» 2007年09月03日 17時50分 公開
[ITmedia]

 ウォッチガード・テクノロジージャパンは9月3日、UTM(統合脅威管理)アプライアンス「Firebox X e-Series」専用OSの新版を発表した。

 今回発表されたのは、中〜大規模事業所向けe-Series Peak/Core用のOS「Fireware 9.1」およびその拡張版「Fireware Pro 9.1」、小規模事業所向けe-Series Edge用のOS「Edge 8.6」の3つ。各製品の既存ユーザーで保守契約を結んでいるユーザーには無償で提供される。

画像 e-Series Peak

 Fireware 9.1/Pro 9.1では、アンチスパム機能で迷惑メールを隔離・廃棄する検疫機能のサポート、メールサーバをアウントソーシングしている場合に有効なPOP3プロキシやFTPアンチウイルス機能の追加、最大10台までのサーバ負荷分散の対応(Fireware Pro 9.1のみ)などの機能拡張がなされた。

 またEdge 8.6では、メールサーバへのSyn Flood、DDoSなどの攻撃をブロックするSMTPプロキシ、ゲートウェイ切り替え・復旧機能、MACアドレスフィルタの搭載やアプリケーションへのQoS設定など、主にセキュリティレベルや信頼性を向上させた。

 Fireware 9.1/Pro 9.1を搭載する製品の価格は、e-Series Peakが180万円から、e-Series Coreが45万円から。9月中旬より出荷予定。Edge 8.6を搭載するe-Series Edgeの価格は15万円からで、11月より出荷開始予定。

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