日本の団体が攻撃対象? MS Accessを悪用した不正ファイル発見

不正ファイルは日本の特定団体を狙ったものとみられるが、「脅威に対して無関心な発想は危険だ」とトレンドマイクロ。

» 2007年09月06日 18時24分 公開
[ITmedia]

 詳細については同社で解析中だが、この不正ファイルを開くとほかの不正プログラムを作成するウイルスドロッパーの活動があることを確認しているという。

 問題のファイルは「知的財産権侵害実態調査(中国)結果データ.mdb.bat」という名称が付いており、日本の団体を攻撃対象として狙った意図が想像されると、トレンドマイクロは指摘する。

画像 .mdb形式のウイルスドロッパー(トレンドマイクロのブログより)
画像 問題のAccessファイルを実行すると、不正ファイルがWindowsシステムフォルダなどに展開される(トレンドマイクロのブログより)

 しかし、攻撃手法が一般に広まることで、模倣犯や愉快犯が発生する可能性もあり、「自分には関係ない」といった、脅威に対して無関心な発想は危険を伴うと警鐘を鳴らしている。

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