MIT、認証システムKerberosを推進するコンソーシアムを設立

Google、Sun、Appleなどが「Kerberos Consortium」の支援を表明している。

» 2007年09月29日 08時21分 公開
[ITmedia]

 米マサチューセッツ工科大学(MIT)は9月27日、コンピュータネットワーク保護のためのユーザー認証プラットフォームの普及を目指す「Kerberos Consortium」を設立すると発表した。Centrify、Financial Services Technology Consortium、Google、スタンフォード大学、Sun Microsystems、TeamF1、ミシガン大学が設立スポンサーとして名を連ねている。またAppleも支援を表明している。

 Kerberosは、MITの研究プロジェクト「Project Athena」で1980年代に開発されたネットワーク認証プロトコル。多数のネットワークアプリケーションやUNIX、Linuxディストリビューションに採用されているが、大企業のネットワークにしか導入されていないのが現状だ。

 コンソーシアムはKerberosをベースとしたシングルサインオンソリューションを開発、モバイル端末を含むさまざまな通信インフラに普及させることを目標とする。またソリューションはオープンソースとし、コンソーシアムのメンバーがライセンス料無料で自社の製品に導入できるようにする。

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