被害者に対してはさまざまな支援が寄せられているが、そうした善意に付け入ろうとする犯罪者もいるとWebsense。
セキュリティ企業の米Websenseは10月25日、カリフォルニア州の大規模な山火事に便乗し、ユーザーをだまそうとする手口が出現していると報告した。
山火事の被害はサンディエゴとロサンゼルス周辺地域で拡大している。Websenseも本社がサンディエゴにあるため影響を受け、従業員の中には避難したり、自宅を失った人もいるという。
被害者に対してはさまざまな支援が寄せられているが、そうした善意に付け入ろうとする犯罪者もいるとWebsenseは報告。例えばeBayのサイトには、被害者救援募金を呼びかける内容の怪しいオークションが多数掲載されているという。
Websenseがスクリーンショットを掲載したケースでは、山火事の写真を使い、サンディエゴの火災で被害に遭った子どもを助けるためと称して募金を募っている。
また、赤十字といった組織の名をかたってサイトから募金を促されても、そのようなサイトには悪質コードが仕掛けられている可能性もあるとWebsenseは指摘、募金をする場合は正規の組織であることを確認するよう忠告している。
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