日立は、無線自動認識ICチップと図書管理用磁気テープからなるICタグを用いた図書館総合情報システムを、新中央図書館から受注した。
日立製作所(日立)は11月6日、図書の貸し出しや返却の処理、検索などを行う図書館総合情報システムを東京都北区の新中央図書館から受注したと発表した。
日立の図書館情報総合システム「LOOKS21/P」を活用する同システムは、ICタグを添付した図書の管理やインターネットを用いた蔵書検索が可能となる。また複数図書の一括貸出や返却、書架に格納したまま蔵書点検もできる。
ICタグには、図書の不正持ち出しを防止する「3Mブックディテクションシステム」を提供する住友スリーエムと日立が共同で開発した図書館情報システム向けICタグ「コンビタグ」が採用された。
コンビタグは、大きさ0.4ミリメートルで、メモリ容量128ビット分のIDを持つ日立の無線自動認識ICチップ「μ-Chip」と、住友スリーエムの図書管理用磁気テープ「タトルテープ」を組み合わせたもの。
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