速報

MS月例パッチ公開、Windows URI処理の脆弱性に対処

PDFファイルなどを使って悪用されていたWindows URI処理の脆弱性をMicrosoftが修正。WSUSの不具合も解消された。
2007年11月14日 07時47分 更新

 Microsoftは11月13日、月例セキュリティ更新プログラムを2件を公開し、他社製ソフト経由で悪用されていたWindows URI処理の深刻な脆弱性などに対処した。

 Windows URI処理の脆弱性(MS07-061)は、細工を施したURIをWindowsシェルで処理する方法に問題があり、悪用されると任意のコードを実行される可能性がある。

 MicrosoftはInternet Explorer(IE)7を使用しているコンピュータ上でのみこの脆弱性が悪用される方法を確認しているが、脆弱性が存在する「Shell32.dll」は Windows XPおよびWindows Server 2003に含まれている。このため深刻度はWindows XP SP2、Windows Server 2003 SP1/2のいずれも「緊急」レベル。なお、Windows 2000 SP4とWindows Vistaは影響を受けない。

 この脆弱性は、Outlook、Firefox、Adobe、Skypeなどのソフトを使って悪用できることが以前から指摘されており、実際にPDFファイルを使った攻撃などに利用されたため、Microsoftが10月にアドバイザリーを公開して注意を呼びかけていた。

 もう1件のセキュリティ更新プログラム(MS07-062)は、Windows DNS Serversのなりすましの脆弱性に対処したもので、最大深刻度は「重要」。Windows 2000 SP4とWindows Server 2003 SP1/2が影響を受ける。

 なお、今回の月例パッチには盛り込まれなかったが、MicrosoftはWindows Server 2003とWindows XPに付属するMacrovisionの「SafeDisc」(secdrv.sys)ドライバの脆弱性についても、先にアドバイザリーを公開している。

 この問題はMacrovision側が修正パッチを公開し、手動でインストールすることが可能だが、Microsoftセキュリティ対策センター(MSRC)のブログによると、Microsoftのセキュリティアップデートプロセスを使ってこのMacrovisionのパッチを配信できるよう、現在テスト中だという。テストが終了した段階で、Microsoftから配信予定だとしている。

 一方、今回の月例パッチ公開直前に発覚していたWindows Server Update Services(WSUS)の不具合については、MicrosoftがWSUSのブログで確認。原因を突き止めて同社サーバで修正済みで、ほとんどのユーザーは次回の同期で自動的に修正されるだろうとしている。

 不具合の原因は、11日夜にMicrosoftがForefrontのプロダクトカテゴリーの名称を変更した際、「Nitrogen」の単語を二重引用符で囲んだことにあるという。WSUSでは二重引用符が制限されていることからエラーが発生。Microsoftは12日にカテゴリーの名称を再度変更して二重引用符を削除したが、この間にサーバを同期したWSUS 2.0/3.0ユーザーが影響を受けた。

 影響を受けたWSUSサーバは、次回のMicrosoftサーバとの同期で問題が自動的に修正されるはずだが、ブログでは手動で同期する方法も紹介している。

[ITmedia]

Copyright© 2010 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


オンライン・ムックPlus Special
Special

Special

キャリアアップ



エンタープライズ・ピックアップ

news034.gif 「Android 2.2」のエンタープライズ機能に賛否両論
GoogleはAndorid端末の新OSでエンタープライズ市場参入を狙っているようだが、BlackBerryの機能と比較するとまだ不十分だと評価するアナリストもいる。

news009.jpg ファイルと同様に実行可能:LTFSはテープドライブの可能性を拡大するか?
テープ内のデータを、バックアップツールでディスクに展開せずとも実行/コピー/削除できるようにするLTFSは、テープドライブの利用範囲を拡大し得る新機能として期待できる。

news047.gif Microsoftはまだ伝統的ビジネスに依存――決算数字が示す同社の現状
Microsoftの頭はクラウドに入っているかもしれないが、本体は依然としてデスクトップに結び付けられたままだということを同社の決算数字が物語っている。

news016.jpg Weekly Memo:業務プロセス管理へのIT活用は進むか
日本オラクルとSAPジャパンが先週、業務プロセス管理(BPM)分野で新たな取り組みを始めた。両社の発表を機に、BPMへのIT活用における課題を探ってみた。

news003.jpg 自らを“実験台”としSaaSのベストプラクティスを蓄積する――NEC 山元執行役員常務
NECのビジネスユニット再編には、国内だけでなく海外での地歩も固めようという意図があるようだ。従来から優位性を持つテレフォニー分野に加え、SaaS事業でも独自のアプローチを展開するという。

Special