日本HP、全社員に自宅就業を認める制度を導入

日本HPは、全社員に自宅就業を認める「フレックスワークプレイス制度」を導入した。子育てや介護などの理由以外でも利用でき、社員のさまざまな働き方を認めるものという。

» 2007年11月21日 12時54分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は11月21日、1日の就業のすべてあるいは一部を自宅でできる「フレックスワークプレイス制度」を導入したと発表した。

 同制度は、通勤や移動時間を減らし仕事の生産性を高め、さまざまな働き方を認めることで、優秀な人材を確保することを目的としたもの。部門長の承認が得られれば、職種などにかかわらず全社員が自宅勤務できる。

 導入に先立ち、営業、開発、管理部門など約350名の社員を対象に試験運用を始め、開始1カ月と3カ月にアンケートを実施。「効率的に仕事をするには週に1、2度、月に数回の取得が適当」「自宅でこなす仕事を別に分けることで、スケジュールを計画的に管理できるようになった」「オフィスでの電話やミーティングにわずらわされない」といった意見を取り入れ、1カ月のうち数日間を自宅就業に当てられるようになったという。

 「これまでの同社の制度は育児と介護に限ったものだったが、理由にかかわらずあらゆる社員の柔軟な働き方を認める制度という位置付けになった」(同社広報部)

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