セキュリティ犯罪が欧米並みに マカフィーが07年を総括

サイバー犯罪が進化し、インターネットユーザーが気付かないWeb経由の脅威が主流となった――マカフィーが2007年度の日本におけるコンピュータの脅威を総括した。

» 2008年01月17日 14時51分 公開
[ITmedia]

 マカフィーは1月17日、2007年度におけるコンピュータウイルスや不審なプログラムの検知データを発表した。サイバー犯罪が進化し、インターネットユーザーが気付かないWeb経由の脅威が主流となった。

 2007年は脆弱性を狙ったマルウェアが多く発生した。RealPlayerQuickTimeを悪用し、さまざまなトロイの木馬がダウンロードされるケースが目立った。金銭目的が主流となり、日本も欧米並みのセキュリティ犯罪になりつつあるという。

 Web経由での感染が主なルートとなった。不正サイトに誘導するスパムメールの利用や、企業などのWebサイトに不正コードを仕込むケースが増えるなど、感染ルートが多様化した。

 W32/StrationやW32/Zhelatinといったワームを配布するスパムが目立った。季節や話題にちなんだ内容を配布する方法が頻繁に利用された。

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