ラック、情報システムのセキュリティ診断サービスをSaaSで提供

ラックは、企業の情報システムのセキュリティ状態を包括的に診断する「コンプライアンス管理サービス」をSaaS方式で提供する。

» 2008年02月20日 14時56分 公開
[ITmedia]

 ラックは2月20日、企業の情報システムのセキュリティ状態を包括的に診断する「コンプライアンス管理サービス」を3月3日から開始すると発表した。SaaS(Service as a Software)方式を利用して最新のサービス状態を利用企業に常時提供する。

 同サービスは、米Qualysのリモート診断ソフトウェア「QualysGuard」を利用して、インターネットおよびイントラネット内のサーバやネットワーク機器、クライアントPCのセキュリティ状態を利用企業のセキュリティポリシーに照らして診断する。対象機器が数千台規模でも利用でき、管理者はコンプライアンスの対応状況を確認できる。診断データはラックが運営する「JSOC(Japan Security Operation center)」で厳重に管理するという。

 SaaS方式を利用するため、利用企業は最新バージョンのサービスを常に利用してセキュリティ状態を確認でき、サービス利用に伴う設備投資や人的手間などを最小限に抑えられる。

 サービスメニューは、ラックが診断と分析、リポート、コンサルティングまでを提供する「プロフェッショナルサービス」と、利用企業自身が診断、分析をする「セルフサービス」の2種類。利用は年間契約が条件で、利用料はプロフェッショナルサービスが2000万円から、セルフサービスが50万円からとなっている。

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