インサイトテクノロジー、DB監査ツールの最新版を発表

インサイトテクノロジーは、データベース監査ツールの最新版「PISO 4.0」を4月2日から出荷すると発表した。

» 2008年02月27日 14時02分 公開
[ITmedia]

 インサイトテクノロジーは2月25日、データベース監査ツールの最新版「PISO 4.0」を4月2日から出荷すると発表した。監査リポートに対応したオプション製品「Audit Report Option(ARO)4.0」と、同製品を活用して特権ユーザー監査を支援するコンサルティングサービス「特権ユーザー監査対応パック」も提供する。

PISO 4.0で利用する警告画面のイメージ

 出荷を開始するPISO 4.0では、200項目以上の機能追加し、特に日本版SOX法対応や内部統制強化に伴い重要となってきた特権ユーザーの監査機能を強化した。従来の機能を拡張し、Oracle Databaseに対して特権ユーザーのログオンやデータベースの起動・停止など全てのアクティビティの監査が可能になる。ID管理やアクセス管理の仕組みで制御できない特権ユーザーに対し、厳密な監査を実現できるとしている。

 PISO 4.0では、ログ分析によるデータベース監査のPDCAサイクルを強化し、データの改ざんや情報漏洩を抑制する仕組みづくりができるようになる。監査・カスタマイズリポートの強化により、内部監査への対応も支援する。

 同時に出荷するオプション製品ARO 4.0は、「Forensic Option」の後継製品として監査機能を大幅に強化し、監査リポート作成に必要なテンプレートを30種類提供する。

 製品出荷と同時に提供を開始するコンサルティングサービス「特権ユーザー監査対応パック」では、1カ月で監査運用基盤を構築できるという。特権ユーザーの操作を完全に記録し、監査用のリポートを作成する。価格は300万円(税別)から。

 PISOは、情報資産の安全性を確保するためのデータベース監査ツール。データベースへのアクセスを記録し、不正アクセスを警告することで企業の情報資産を守る。監査証跡となるアクセスログを迅速に追跡し、情報漏えいやデータ改ざんを防止する機能も備え、監査に必要なリポート生成を可能にするという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ