殺人予告スパムが身代金を大幅値下げ

殺人予告スパムが1年ぶりに浮上したが、要求額は大幅に下がった。暗殺者も世界経済混乱の影響を受けているのだろうか。

» 2008年03月07日 10時16分 公開
[ITmedia]

 「殺されたくなければ金を払え」と脅す殺人予告スパムが1年ぶりに浮上した。ただし今回は、要求額を大幅に値下げしているという。

 殺人予告スパムは2007年1月にセキュリティ企業のSophosが発見。プロの殺し屋が自分の命を狙っていると脅し、殺されたくなければ8万ドルを払えと要求する内容だった。

 Sophosは3月6日のブログで、これと酷似した殺人予告スパムが再び浮上したと報告。「おまえの友人に殺しを依頼された。要求に従わなければ命はない」などと脅す内容は同じだという。

 ただし今回の要求金額は1万5000ドル。まず8000ドルで殺人を依頼した相手との会話を録音したテープを渡し、その後7000ドル払えば命は助けてやるとつづられている。

 要求金額の大バーゲンについてSophosは「前回の8万ドルではだまされる相手がいなかったためか、または暗殺者も世界経済混乱の影響を受けているのだろうか」と結んでいる。

image 殺人予告スパムの文面(Sophosのブログより)

関連キーワード

スパム | Sophos | ブログ | セキュリティ


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ