NRIサイバーパテント、最新特許情報をネット経由で提供

エヌ・アール・アイ・サイバーパテントは、企業内で利用しやすい形で最新の特許情報を提供するコンテンツリンクサービスの提供を開始した。

» 2008年04月23日 15時29分 公開
[ITmedia]

 エヌ・アール・アイ・サイバーパテント(NRIサイバーパテント)は、特許情報をインターネット経由で閲覧可能なコンテンツリンクサービスの提供を開始した。

 提供される特許情報サービス「NRIサイバーパテントデスク」は、各企業で運用される特許関連情報と連携し、該当特許に関連する各種特許公報などをブラウザ上で閲覧することができるもの。

 実際の利用シーンでは、特許の出願番号や表示形式などをあらかじめNRIサイバーパテントが定める仕様に従ってURLとして生成し、連携を可能とする。URL記述は比較的簡単なルールに基づいたため、Excelなどの社内資料から手軽にアクセスすることもできるという。これにより、企業内で特に特許情報そのものを保有する必要性もなくなる。

 なお、今後はコンテンツ表示や検索などについて、SaaS型の機能提供を予定し、サービス拡張も行う予定だという。

 サービス提供における市場背景について同社は、事業活動のグローバル化や技術革新の急速な進展が企業における特許関連業務の複雑化や多様化に拍車を掛けていると指摘。このことから、各企業が特許関連業務に利用するシステムには、導入調査から運用、管理に至るまでさまざまなノウハウを必要とする。運用後にも常に最新の情報を得られるようメンテナンスが必要である実情についても語っている。

 このような背景から同社は業務効率化支援を目的とし、各企業が利用する特許関連システムを補完する情報をインターネット経由で提供することになった。

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