NEC、かんばん方式にRFID活用 30%の業務効率化

RFIDを用いて検品業務を効率化するシステムをNECが開発。受け入れ業務全体を約30%効率化できる。

» 2008年04月28日 15時23分 公開
[ITmedia]

 NECとNECコンピュータテクノは4月28日、RFIDを用いて検品業務を効率化するシステムを開発したと発表した。

 2社は資材を入れた箱の外および中に添付してある、生産工程の各工程間でやり取りされる伝票「かんばん」に付けたRFIDを読み取るシステムを開発した。混載箱の検品時間を80%短縮し、かんばん品の受け入れ業務全体について約30%の効率化ができるという。

 在庫削減の手法である「かんばん方式」を用いた資材受け入れ業務は、人手による作業が主である。新システムではRFIDの活用により、作業の省力化を実現。納入資材を正確に管理し、受け入れ業務の時間を大幅に削減できるようになった。

 今後2社はRFID活用を積極的に進めていく。同システムのデモは大田区平和島の「RFIDイノベーションセンター」で体験できる。

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