IBM Pulse 2008 Executive Interview:システム運用をサイエンスへ昇華する。それがTivoliの答えだ (1/2)
約4500名の参加者を集め、盛況のうちに終幕したTivoliの年次カンファレンス「IBM Pulse 2008」。Tivoliゼネラルマネジャーのアル・ゾラ氏は、「テクノロジーおよびハードウェア、ソフトウェアの融合を紹介し、ユーザー間でベストプラクティスを共有できたことが成果だ」と話す。
IBM Pulse2008は、約4500名の参加者を集め、盛況のうちに閉幕した。「サービスマネジメントに関するテクノロジーとハードウェア、ソフトウェアを一堂に紹介できたことがうれしい。そしてユーザー同士でベストプラクティスを共有するという素晴らしい体験ができた」と振り返るIBMソフトウェアグループ Tivoliゼネラルマネジャーのアル・ゾラ氏と、同社ミドルウェアサービス & グローバルテクノロジーサービス バイスプレジデントのマリー・ウィーク氏に話を聞いた。
産業化とは、サービスマネジメントをサイエンスへ進化させること
――これまで、TivoliをはじめMaximoやNetcoolなどが個別に行っていたカンファレンスは「Pulse」として統合された。その目的は。
ゾラ まず明らかにしたいことは、ここで挙げられた製品コンポーネント統合した状態でユーザーやビジネスパートナーに紹介することで、我々の持つ広範なオペレーション範囲を実感いただけるという意義です。
ウィーク このような場を設けることで、Tivoliを始めとするソフトウェアのみならず、サーバやストレージなどわたしたちの持つハードウェア、そしてサービスマネジメントに関するオペレーションフレームワークのノウハウを、一括してお伝えすることができます。
――基調講演ではサービスマネジメントの産業化(Industrialization)がキーワードとなっていたが。
ゾラ 従来のシステムマネジメントは、いわば「ぶっつけ本番」と言えるものでした。結果としてその考え方が、システムダウンを誘発し、サービス品質を落としていたのです。我々はそれをサイエンスへと進化させます。つまり、据え置き電話においては通話の途中で回線が切れてしまうことなどほとんどないのと同様に、ダウンしない、あるいはダウンしたことをユーザーに感じさせないよう、サービスマネジメントを行うのです。これは、我々がTivoliによってITインフラを高度にコモディティ化するという決意でもあります。
――日本におけるサービスマネジメント市場には、外資を始め日立や富士通といった競合も存在する。
ゾラ Tivoliは競合製品と比較して、IT分野に限定されない企業サービスおよび資産をもマネジメントするという、広範なケーパビリティ(Capability、能力)を持ちます。また、Tivoliのアーキテクチャがオープンなものであり、システムの拡張性に富むということにも言及しておきます。
――基調講演では、中堅市場への取り組みを強化するという発言があったが。
ゾラ 今回、エンタープライズクラスの顧客層に対しては、サービス/アセットマネジメントを高度に産業化するというメッセージを打ち出しました。その上で我々の製品を選択してください、という姿勢です。しかし中堅市場においては、サービスマネジメントという概念とその必要性が十分に理解されているとは言えません。そのため、リカバリ、バックアップ、セキュリティ、監視など、個別の機能ベースで製品を訴求していきます。もちろん、価格的にも導入しやすいパッケージを用意します。
ウィーク わたしたちコンサルティング部門としては、コストあるいは人員といったリソース的に製品を導入する余裕のないユーザー向けに、IBMがリモートでサービス監視し、障害発生時には対処まで行うような、アウトソースサービスを提供します。
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リラックスした表情で取材に応じるIBMソフトウェアグループ Tivoliゼネラルマネジャー アル・ゾラ氏
基調講演に立つゾラ氏
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