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» 2008年06月06日 14時32分 UPDATE

オルタナブログ通信:サービスを拡大させる人間と、悪用する人間――Googleの功績と失敗 (1/2)

Googleのサービスがスパムに利用された? Twitterの避難先、タスポは普及するのか、WindowsとMacintosh――ITにまつわる時事ネタなどを、独自の視点で日々発信しているのがオルタナブロガーだ。

[森川拓男,ITmedia]

梅雨入り! 衣更え、クールビズ……サマータイム

 6月2日、関東甲信越地方も梅雨入りが発表された。平年より6日、昨年よりは20日早い梅雨入りとなった。

 全国で1番早い梅雨入りは、5月22日に気象庁が発表した沖縄県。沖縄県としては、1951年の統計開始以来3番目に遅い梅雨入りだという。このことについては、沖縄のオルタナブロガー・一瀬宗也氏「島ナイチャーの沖縄探訪」が、沖縄は昨日入梅(つゆいり)しました。IT津梁パークは入梅ということはないでしょうね? という投稿をしている。また、ちょうど仕事で、梅雨入り当日に沖縄へ赴いた西脇資哲氏「IT世界の車窓から」も、え?、もう梅雨入り「おらくる人祭り」@沖縄(写真アリ)という報告を。

 首都圏も梅雨入りし、いよいよ夏が近づいてきた感じだが、ここにきて話題になっているのが「サマータイム導入」である。正直、下火になっていた話題だと思っていたが、支持率が落ち込む福田首相が7月に行われる洞爺湖サミットで影響力を持ちたいためか、急に現実味を帯び始めている。

 エコロジーという観点では、数年前より「クールビズ」が実行されている。しかし、どうも本音と建前が入り交じっているようだ。安井賢克氏「猫のベロだまり」建前と本音のクールビズでその様子が紹介されている。まだまだ古い考えから抜け出せない人も多いのが実態のようである。いまの新人に関しては、クールビスよりも、山口陽平氏「一般システムエンジニアの刻苦勉励」過保護な親が企業にも干渉してきたらに書かれているようなことの方が心配かもしれないが。

 環境問題も大切だが、やはり身体あってのこと。クールビズは、暑い夏を乗り切るために必要だと思うのだが、サマータイムはどうだろうか。すでに実施している国などからは、「やらない方がいい」という意見も出ていると漏れ聞く。体内時計を強引に変えるため、年に2回、サマータイムの時期に時差ボケのようになってしまうというのだ。

 ただでさえもこの時期は、川上暁生氏「ITコンシェルジュの Try ! & Error ?」やべっ、1年ぶりに体調を崩した...のように、体調を崩しがちである。かくいう筆者も、先日の天候不順から風邪をこじらせてしまった。

 そのとき、高橋徹氏「代替案のある生活」病欠して初めて思う、会社における自分の存在意義という投稿が目についた。ただ、これもあまり考え過ぎてしまうと、精神衛生上よろしくない。

番長と遊ぼうパート2は日本料理

 ITmediaのビジネス・ブログメディア「オルタナティブ・ブログ」では、160組近くのオルタナティブ・ブロガーが、ITにまつわる時事ネタなどを日々書き綴っている。

 この「オルタナティブ・ブログ」への投稿の中から、筆者の視点で幾つかをピックアップして、読者へとナビゲーションする目的で連載しているのが「オルタナブログ通信」である。読者が「オルタナティブ・ブログ」を読む際の参考にしていただければ幸いだ。なお今回は、5月22日〜28日にかけて投稿された中から、冒頭で取り上げた「梅雨入り」のほか、「Google」「Twitter」「NTTドコモ」「Windows」「空気を読む」などのキーワードに注目した。

graph20080529.gif 5月22日〜5月28日を最新としたオルタナティブ・ブログのステータス

 このグラフは、例によって5月22日〜28日を5月4週とした過去8週分のオルタナティブ・ブログへの投稿状況をまとめた可視化グラフである。

 ほぼ横這いといった感じで推移しているのが分かる。安定してきたといえるだろうか。ただ、細かく見ていくと、前週投稿があったが今週は投稿がなく、次週分で投稿がある、といったブログもあるので、しばらく様子を見る必要があるかもしれない。

 なお5月23日、「ノベルティ ブログ」に、オルタナティブ・ブログ運営事務局・鈴木麻紀氏の投稿があった。なにごとかと思ったら、投稿が昨年5月23日を最後に丸1年途絶えていること、そして近日中に3代目ゲッターが誕生するという告知だった。3代目の初投稿については、次回改めて紹介したい。

 また、オルタナティブ・ブログ運営事務局「事務局だより」では、ブロガー参加型企画「番長と遊ぼう」の第2回が開催された。今回のテーマはあなたの好きな日本料理は?。すでに何人かのオルタナブロガーが参加しているが、筆者もひそかに参戦を。といっても「日本料理」となると、なかなか難しい。熟慮した結果、「おしるこ」という結論が出た。甘党の筆者にとっては、これも立派な食事なのだ。おしることだて巻きは、季節に関係なく年中食べたいと思う筆者である。

 ここで5月19日〜5月25日の週間アクセスランキングから、注目点を振り返ってみよう。

 前週に引き続いて、吉田賢治郎氏「けんじろう と コラボろう!」から、学校裏サイトネタが上位にランクインした。1位に娘を攻撃した学校裏サイトでの「いじめ」が解決した〜子供のネット規制は禁酒法時代の二の舞か?、2位に娘を攻撃する学校裏サイトに親としてメッセージを書いた結末、そして4位に学校裏サイトで娘が実名で攻撃され、父としてメールを送ってみた。である。前回取り上げたが、やはり読者の興味・関心も高かったようだ。

 3位には「大人に携帯電話を持たせるな」(シロクマ日報)がランクインした。なお、小林啓倫氏「シロクマ日報」からは、このほかにも6位に「羞恥心」を見て恥を感じるべきなのは、9位に「若者が辞めていくのは、自己実現できないから」はどこまで本当なの? と、合計3本がベスト10内に入っている。

 残りは復活した栗原潔氏「栗原潔のテクノロジー時評Ver2」から、5位にドコモさん、JASRACの許しを得ましたか?、7位にJASRACの黒歴史にちょっと触れてみる、8位に「ポケットU」についてもう少し詳しく検討してみる(1)、10位に第2日本テレビの権利処理についてと、4本が入った。なお、NTTドコモの話題に関しては、後述する。

 今回は、この3氏がベスト10を独占した形になった。次週、どうなるのか注目したい。

 さて、5月22日から5月28日にかけて、オルタナブロガーたちが、どのような話題に注目してきたのか。キーワードから振り返ってみたい。

Googleの挑戦と失敗

 「ググる」という言葉が生まれたくらい、「何かを調べるときは、まずGoogle」という環境が、いつの間にかできあがった。この事実が、米Microsoftによる米Yahoo! 買収劇の要因の1つになったことは間違いない。

 オルタナブロガーで見ても、吉田賢治郎氏「けんじろう と コラボろう!」ぺヨンジュン好きな彼女と野球バカの彼氏が盛り上がるGoogle検索の使い方のように、Web検索を活用する人もいれば、山口陽平氏「一般システムエンジニアの刻苦勉励」google healthを少し解説のように、新サービスを積極的に使ってみる人もいる。

 Googleの魅力は、検索だけでなくネットを通じたあらゆるサービスを展開していることだ。さらにそれが進むと、佐々木康彦氏「平凡でもフルーツでもなく、、、」Google Sitesの一般公開に焦るや、森崎修司氏「森崎修司の「どうやってはかるの?」」Googleのコードレビューのように、開発に近い部分まで見るようになる。

 こうしたGoogleの動きはユーザー獲得の大きな原動力だが、必ずしもすべてがうまくいくわけではない。ITmedia海外速報部・広瀬麻子氏「海外速報部ログ」Googleの失敗トップ10で紹介されたように、数多くの失敗したサービスが存在するのだ。中にはまだ提供されているものがある一方、終了したものもある。これらの失敗があればこそ、成功もある。Googleの新たな挑戦はこれからも続くだろう。

 さらに、Googleの失敗ではないが、広瀬氏によると、進化するスパムの手口、今度はGoogle Docs悪用ということがあるそうだ。

 日々、手口が巧妙になるスパム(迷惑)メールだが、一方で法規制も進んでいる。しかし、新倉茂彦氏「新倉茂彦の情報セキュリティAtoZ」迷惑メールの事前承諾基準って曖昧で書かれているように、この法規制がどこまで有効なのかは疑問符がつくだろう。せめて自分のメールがスパムに間違われないように、そしてスパムに振り回されないように、川上暁生氏「ITコンシェルジュの Try ! & Error ?」メール送受信での注意に目を通してほしい。

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