連載
» 2008年07月14日 17時00分 UPDATE

ビジュアルなグラフで理解:IT業界の仕組みと流れ――売上編 (1/2)

IT業界の仕組みと流れをイラストとグラフで読み解く新連載。第1回目のテーマはIT業界の「売上規模」。新人SE、江水君と一緒に成長していこう。

[イノウ業界研究会,ITmedia]

 こんにちは。ABCソフトウェアサービスの新人SE、江水光雄です。これから、業界のこと、会社のことを諸先輩方から学んでいこうと思っています。

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江水光雄(えすい・みつお)

ABCソフトウェアサービスの新人SE。今時の若者だが、頼まれると断れない性格。でも、そんな自分がときどき少し嫌なメガネ男子。23歳。


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冠里邦彦(かんり・くにひこ)

ABCソフトウェアサービスのプロマネ。駄ジャレ好きで気のいいオジさんだが、仕事には厳しい。お洒落を自認し、いつもベストを着用している。42歳。


江水 冠里さん、世の中では「IT革命だ」「情報化社会だ」なんて言われていますが、いわゆる「IT業界」の売上規模って、どのくらいなのでしょう?

冠里 経済産業省の調べだと、IT、すなわち情報サービス業界の売上は16兆円弱ということになっていますね。

江水 16兆円ですか! 16万円なら、僕にも実感があるのですが……。

冠里 ほかの業界と比較してみると分かりやすいでしょう。次の図を見てください。

zuhan1.jpg 2006年度の業界別売上(画像クリックで原寸表示)

冠里 ちょっと古くなりますが、2006年度の数字だと、食品業界が17兆円、アパレル業界が1兆円弱、鉄鋼業界が15兆円、医薬品業界が3兆6000億円、化学業界が30兆円弱ですから、IT業界はかなりの規模であることが分かります。ちなみに、2000年におけるIT業界の売上は10兆円なので、わずか6年の間に1.5倍以上も成長していることが分かります。

zuhan2.jpg 2000年度の業界別売上(画像クリックで原寸表示)

江水 一口にIT企業と言っても、マイクロソフトのようにソフトウェアをパッケージ売りする企業もあれば、僕らのようにシステムを受託開発したり、システムの運用保守を専門にしたりする企業もありますよね。売上が大きいのは、どういった企業なのでしょう

冠里 では、次のグラフで見てみましょう。

zuhan3.jpg 2006年度のIT業界における業態ごとの売上(画像クリックで原寸表示)

江水 なるほど、受託開発を主に行う企業の売上が、圧倒的に大きいようですね。でもパッケージの売上も健闘していますね。運用保守とほぼ同じ規模のようです。

冠里 実は、パッケージの売上にはゲームソフトの売上が含まれているのです。下のグラフのように、ゲームソフトを除くと、パッケージソフトの売上規模はだいぶ下がってしまいます。

zuhan4.jpg 2006年度のIT業界(パッケージソフト)における業態ごとの売上(画像クリックで原寸表示)
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