トレンドマイクロ、ウイルス検出エンジンの最新版をリリースメモリ使用を削減

カーネルメモリの使用量を最大70%削減した。

» 2008年08月04日 17時31分 公開
[ITmedia]

 トレンドマイクロは8月4日、ウイルス検索エンジンの最新版「VSAPI 8.9」をリリースした。カーネルメモリの使用量を最大70%削減し、軽快な動作を実現したという。

 従来版のエンジンでは、パターンファイルのすべてをカーネルメモリ上に展開して処理を行っていたが、最新版では不正プログラムの有無の確認に使用する情報だけをカーネルメモリに展開する仕組みにした。

 これにより、カーネルメモリの占有領域が縮小し、ほかのアプリケーションが使用できる領域が拡大して各種プログラムの実行環境を改善するという。

 対象製品は、ウイルスバスターや同コーポレートエディション、同ビジネスセキュリティ、ServerProtect、Client/Server Securityなどの主要バージョン。Active Updateによる配信は、法人向け製品が8月19日、個人向け製品が8月20日を予定している。

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ