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» 2008年08月14日 08時30分 UPDATE

デジタルサイネージ最前線:お台場冒険王の人気アトラクションに見る電子看板ビジネスの真骨頂 (1/3)

目玉おやじがあなたの性別と年代を判定します――。こんな催し物がお台場で人気を集めている。一見何の変哲もないアトラクションだが、その裏には広告の見せ方と販売促進の新たな手法が隠れていた。

[藤村能光,ITmedia]

この記事はオンライン・ムックCRMの新潮流のコンテンツです。


 夏真っ盛りの中、各地のイベント会場には子ども連れの親子やカップルなど老若男女が押し寄せ、大盛況となっている。フジテレビジョンが主催するイベント「お台場冒険王ファイナル」もそんなイベントの1つで、会場には同局の人気番組を忠実に再現したアトラクションや店舗が立ち並ぶ。ステージには同イベントのイメージキャラクターを務めるアイドルユニットグループ「羞恥心」などが連日登場し、会場の熱気をさらに盛り上げる――。

お台場冒険王ファイナル会場 「目玉おやじのおい鬼太郎!わしには見えるのじゃ」の入り口

 「体験型テレビ」をコンセプトにした同イベントは、来場者が気軽に参加できるさまざまなアトラクションを用意している。その1つの「目玉おやじのおい鬼太郎!わしには見えるのじゃ」は、ゲゲゲの鬼太郎のキャラクターである目玉おやじが、参加者の顔の特徴から性別や年代などの属性を言い当てるものだ。

 同イベントの会場には、50インチのディスプレイとモニター、携帯電話を読み取るリーダ(読み取り機)が設置されている。おサイフケータイ機能の付いた携帯電話をリーダに置いてモニターに顔を映すと、体験者の性別と年代を判定する。そして、来場者の年代に合ったお勧めグッズをディスプレイに表示する。

 アトラクションが終わると、携帯電話にはURLが送られてくる。このURLにアクセスすると、特製グッズが当たる抽選に参加できるQRコードが手に入るようになっている。

 一見すると何の変哲もないアトラクションだが、その裏にはデジタルサイネージ(電子看板)と顔認識技術を組み合わせた新しい仕組みが盛り込まれている。これをひも解くと、デジタルサイネージを顧客関係管理(CRM)や販売促進につなげるという企業の新たな動きが見えてきそうだ。

デジタルサイネージと顔認識デジタルサイネージと顧客関係管理 アトラクション会場に設置された顔認識のカメラと専用ディスプレイ(写真左)、携帯電話の読み取り機(写真右)
顔認識システムレコメンデーション機能 体験者の顔を認識して性別や年代を表示し(写真左)、分析結果に応じた商品を自動的に推薦する(写真右)
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