ドコモをかたるフィッシング詐欺が再発か

自動ガイダンスのメッセージで個人情報を聞き出そうとするという。

» 2008年08月26日 12時20分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは8月26日、同社をかたった料金の架空請求や個人情報を聞き出すといった行為が増加しているとして注意を呼びかけた。

 同社によると、ユーザーなどの個人宅に「NTTドコモです。未納料金がありますので、ガイダンスに従って操作してください」という自動ガイダンスの着信があり、自動ガイダンスが指定する番号(9番)を押すと、同社の社員と称して不正に個人情報を聞き出す手口が増加している。

 さらに、同社をかたって料金の未払いを振り込むように促す手口や不審者が電話で個人情報を尋ねる、加入者あての携帯電話に「確認したいことがありますのでお電話下さい。コールセンター しま」という内容のショートメッセージが送信されるといった手口も見つかっている。

 同社では、「料金のお支払いなどの連絡に自動ガイダンスを用いたり、指定口座への入金を依頼したりすることはしていない。利用目的を開示せずに個人情報を聞き出すことはない」としている。

 3月には同社をかたった詐欺メールや偽サイトによるフィッシング行為が確認されているほか、7月にはNTTコミュニケーションズやNTT東日本をかたって、自動ガイダンスで個人情報を聞き出す行為も見つかっている。

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