電子メールの誤送信を抑止、日立ソフトが製品化

日立ソフトは、送信メールによる情報漏えいを防止する「留め〜る」を発売する。

» 2008年08月27日 16時48分 公開
[ITmedia]

 日立ソフトウェアエンジニアリングは8月27日、電子メールの誤送信を抑止するセキュリティ対策製品「留め〜る」(とどめーる)を9月1日に発売すると発表した。送信メールによる情報漏えいを抑止する。

 新製品は、送信する電子メールを「誤送信抑止サーバ上」で一定時間保留し、保留している間に管理者などが送信先を確認することで、問題の可能性のあるメール送信をキャンセルすることできる仕組み。センドメールの誤送信防止ソフトを組み合わせて提供する。

 また、社外あての電子メールのみを保留して、社内あての電子メールをすぐに送信する時間差送信機能も搭載する。社外あてと社内あての電子メールを同時に送信しても、社内あてのものが先に届くため、社内の受信者が誤送信に気付きやすくなる効果もあるという。

 このほか、電子メールに含まれるキーワードや添付ファイルの属性から、誤送信の疑いのあるものを送信者に通知する「誤送信リスク通知機能」や、誤送信抑止サーバに保留されたメールを管理者が許可しなければ送信できない「上長承認機能(サポート予定)」も搭載している。

 製品価格は、250ユーザー環境の場合で163万円から。別途ハードウェアやOS、システム構築の費用も必要となる。

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