VASCO、漢字を表示できるワンタイムパスワードカードリーダを発表認証のセキュリティをより強固に

インターネット認証ソリューションを提供するVASCO Data Security Japanは、日本語を表示できるワンタイムパスワード生成用ポータブルカードリーダを発売すると発表した。

» 2008年09月03日 20時46分 公開
[ITmedia]

 インターネット認証ソリューションを提供するVASCO Data Security Japanは9月2日、日本語を表示できるワンタイムパスワード生成用ポータブルカードリーダを発売すると発表した。

日本語を表示できる

 製品名は「DIGIPASS 810」。DIGIPASS 810は、漢字などアジア地域の文字セットに対応するために開発され、デザイン変更された新型の認証トークン。80×14ドットの液晶ディスプレイに日本語や中国語などの漢字文字を表示できるEMV-CAPに対応したポータブルカードリーダだ。同社は「漢字を表示できるのは世界で初めて」としている。

 金融機関が活用すれば、ユーザーはEMV対応のICカードをカードリーダに差し込み、ワンタイムパスワードによる認証および電子署名による取引内容の担保ができる。中間者攻撃に対して有効なセキュリティ対策になるとしている。

 なお、EMV-CAPはICカードを使用した電子認証を行うための世界標準規格のこと。Europay、MasterCard、VISAインターナショナルの3社により策定された。CAPはChip Authentication Programの略。

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