Tor WorldのCGI製品にコードが実行される脆弱性

Tor Worldの複数のCGIスクリプト製品に脆弱性が見つかり、アップデート版で対処した。

» 2008年09月10日 16時29分 公開
[ITmedia]

 Tor Worldの複数のCGIスクリプト製品に任意のコードが実行される脆弱性が見つかった。情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンターとJPCERTコーディネーションセンターは9月10日、JVN(Japan Vulnerability Notes)で情報を公開した。

 Tor Worldは、Webサイトで使用する検索や掲示板などの複数のCGIスクリプトを提供している。脆弱性が存在するのは、Simple BBS Ver1.86以前、Interactive BBS Ver1.57以前、Topics BBS Ver1.11以前、Tor Board Ver1.3以前。

 いずれも、悪用されるとユーザーが意図しないコードを第三者が実行できるようになるという。今回発見された脆弱性は、2月に見つかった脆弱性とは内容が異なるとしている。

 開発元では、このほど公開したSimple BBS Ver1.87、Interactive BBS Ver1.58、Topics BBS Ver1.12、Tor Board Ver1.52で脆弱性に対処。IPAではユーザーに最新バージョンを利用するよう呼びかけている。

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