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Trend Insight:アプリ開発者を呼び込むAndroid搭載端末 (1/2)

Googleによる携帯電話向けプラットフォームである「Android」を採用した端末が開発者に人気だが、アプリケーション開発者を夢中にさせるほどのものなのだろうか。ネイサン・ウィリスの考察をお届けしよう。


SourceForge.JP Magazine

 フリー/オープンソースソフトウェア(FOSS)コミュニティーは、7月に発表されたAndroid搭載スマートフォン「G1」の登場をずっと待っていた。Googleによる携帯電話向けプラットフォームであるAndroidのソースコードはすでに公開されていたが、G1はこれを採用した初の端末となる。確かに素晴らしい端末のようだが、果たしてLinux推進派やFOSS支持者の期待に沿ったものになっているのだろうか。

 コンシューマー向けの携帯電話として、G1は主要他社のハイエンド端末と同等の機能を備えている。3G、Wi-Fi、Bluetooth、GPSの各接続をサポートし、静電容量方式のタッチパネルとスライド格納式のQWERTYキーボード、トラックボール、通話および音量調節の専用ボタンがついているほか、256Mバイトの内蔵ROM、microSDカードスロット、加速度センサー、3.2メガピクセルのカメラを備えている。また、現在出荷中のモデル(Linux.comでは未入手)では標準の3.5ミリヘッドフォンジャックが使えるそうだが、初期モデルにはオーディオ/充電兼用のミニUSBポートしかない。

 連絡先管理やダイヤラー、Webブラウザ、メールクライアントなど、インストールされているアプリケーションもまずますのできだ。また、タッチ操作によるスクロール機能が常に使えるほか、透過表示やブラー効果、アニメーションのフェードイン/フェードアウトなど、目を引く表示効果が随所に見られる。

 そして、忘れてならないのがG1の「G」がGoogleの「G」だということだ。この端末には、Google Talk、Google Maps、YouTubeビューアなど、Googleブランドのアプリケーションが数多く収録されている。便利なPOP/IMAPメールクライアントや、さらに豊富な追加機能を持つGmail専用クライアントもある。G1端末の初期設定では、Googleアカウントとの「関連づけ」を行う必要がある。これにより、キャリアの回線を通じてGoogleアカウントのカレンダー、連絡先、Gmailメッセージの情報を端末側と同期させることが可能になる。

Androidプラットフォーム

 こうしたコンシューマー向けのアプリケーションおよび機能のすべての根底で動作する、LinuxベースのオープンソースプラットフォームAndroidについて見てみよう。プラットフォームとしてのAndroidのできを知りたければ、Androidを利用してどんなアプリケーションが開発されているのかを調べるのが手っ取り早い。G1端末は、キャリア回線を使ってアプリ配信サービスAndroid Marketに接続するアプリケーションブラウザ/インストーラを備えている。Android Marketには、何百ものAndroidアプリケーションが用意されており、それぞれのユーザーレビューを読むことができる。

 今のところ、Android Marketのアプリケーションはどれも無料だ。ただし、Androidアプリケーションを提供する公認のサイトとして、老舗のモバイルアプリケーションベンダーHandangoとMobiHandが運営するほかの2つのポータルサイトには、有料のものもある。よくある単機能のIMクライアント群や、聞いたこともないサイトのWebアプリケーション向けフロントエンドのほか、端末の機能拡大を図る興味深いユーティリティも存在する。

 デフォルトのメールクライアントに追加するなどして、収録アプリの動作をカスタマイズするアプリケーションや、バーコード読み取りやテキスト編集など、ほかの携帯電話向けプラットフォームではおなじみの便利な機能を追加するものもある。個人的に気に入っているのは、発信者IDを変えてGrandCentralの電話番号を反映させるアプリケーション、G1 Centralだ。GrandCentralはGoogleサービスの1つだが、こうした機能はG1端末には備わっていない。

 ターミナルエミュレータや本格的なIRCクライアントといったユーティリティは、今のところどのサイトにも見当たらない。一方で、アプリケーションブラウザにはソフトウェアライブラリ用のカテゴリもあり、そこにはテキスト音声合成やファイル形式変換用のライブラリが含まれている。

 Android Marketのアプリケーションをクリックしてインストールしようとすると、サードパーティーソフトウェアのインストールに伴う危険にかんする警告が現れる。ただし、これまでわたしが見てきた大部分の端末とは違い、G1の警告メッセージには、インストールするアプリケーションがアクセスするサービスやデータが次のように詳しく表示される。

アクセスの対象となるサービスおよびデータは次のとおり:

ネットワーク通信

インターネットへのフルアクセス

通話

発信の傍受

システムツール

システムログファイルの読み取り、グローバルなシステム警告の変更

個人情報

連絡先データの書き込み/読み取り


 例えば、背景の壁紙と称するパッケージをインストールしようとして前記のような警告が表示されたら、インストールの実行を考え直した方がよいだろう。

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