パナソニック電工、ハンズフリーの入退室認証システムを発売カードをかざさなくてもOK

パナソニック電工は、135kHz帯のLF信号を利用してICカードなどを機器にかざさなくても個人認証ができる入退室管理システムを発売する。

» 2009年01月15日 08時39分 公開
[ITmedia]

 パナソニック電工は、135kHz帯のLF無線信号を利用してハンズフリーで個人認証ができる入退室管理システム「Wave Acty」を1月21日に発売する。

 同システムは、「Wave Actyタグ」と「Wave Actyリーダー」、オプションの外部アンテナで構成され、用途に応じて3種類のハンズフリー認証の環境を構築できる。タグとリーダ間の通信可能距離は約2.5センチメートルから約3.4メートルまでとなる。

Actyタグ(左)とActyリーダー

 通信距離が約2.5センチメートルの近接認証モードは、タグをリーダにかざす仕組みで、オフィスや重要品保管室の出入扉などの用途に向く。同1.5メートルのボタン操作認証モードでは、タグのボタンを押すことで認証でき、車両の入退場や車椅子利用者の通行に適している。同3.4メートルの自動認証モードではタグがリーダに近接すると自動認証し、工場や倉庫などの搬入出や病院および介護施設などの出入扉での設置に向いている。

 非接触ICカードと併用した認証や近接認証による警戒のオン/オフ、最大10万IDまで履歴管理もできる。価格はオープンで、リーダ装置は年間500台の販売を見込む。

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