Mozilla Labsがユーザー体験の向上を目的に開発を続けているUbiquityの最新版がリリースされた。ロケーションバーへの統合に向けて改良が進められている。
Mozilla Labsは1月14日、Webマッシュアップのアドオン「Ubiquity 0.1.5」をリリースした。安定性と速度を改善したメジャーアップデートとしている。Mozilla Labsのページからダウンロードできる。
Ubiquityは、Mozilla Labsが2008年8月にプロトタイプを発表したFirefoxのアドオン。ブラウザでコマンドラインを呼び出せるもので、Web上のデータを容易に組み合わせることができるとしている。
最新版では、安定性と高速化を改善した。Firefoxの「Awesome Bar」(ロケーションバー)と同じ学習技術を利用し、コマンド履歴とのマッチングなども行えるようになった。
ビジュアルも改善した。外観をシンプルに改良したほか、カスタマイズ機能も実装。CSSに関する知識があれば、自分でスキンを作成し、ほかのユーザーと共有できるという。
最新版は、Ubiquityプロジェクトのページからダウンロードできる。Ubiquityを利用しているユーザーは、最新版に自動更新される。
Mozilla Labsによると、現在バージョン0.2を開発中で、まもなくリリースする予定という。
ここしばらく頻繁なリリースが続いているUbiquityがまたまたバージョンアップされました。基本的な機能は変わりませんが、ロケーションバーとの統合に向けてインタフェースが少し変化しつつあります。残念ながら日本語入力時の挙動が改善されていないのでまだ万人にはお勧めしにくいですが、今後Mozillaから提供されるブラウザには標準で用意される機能になっていくため、一度は触れてみるとよいでしょう。
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