決済処理会社の米Heartland、悪質ソフトで不正アクセスデータ侵害の可能性

Heartlandは社内に悪質なソフトが仕掛けられ、データへの不正アクセスがあったと発表した。

» 2009年01月23日 13時43分 公開
[ITmedia]

 決済処理会社の米Heartland Payment Systemsは、社内の処理システムが2008年に不正アクセスの被害を受けたと発表した。

 発表によると、クレジットカード会社のVISAとMasterCardから、カードの決済処理に関して不審な点があるとの通報を受けて調べたところ、1月12日の週になって悪質なソフトウェアが見つかり、Heartlandのネットワークを通過したデータに不正アクセスがあったことが分かったという。

 ただし、店舗情報やカード所有者の社会保障番号、暗号化されていない個人情報などは盗まれなかったと強調している。

 同社は直ちに捜査当局とカード会社に通報するとともに、社内システムのセキュリティを強化。ネットワーク上の異常をリアルタイムで知らせてくれるプログラムを導入したという。クレジットカード所有者には、毎月の利用明細をチェックして不審な点があればすぐに報告してほしいと呼び掛けている。

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