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» 2009年05月12日 21時17分 公開

2008年度決算発表:NEC、2966億円の最終赤字。固定費削減で来期は黒字回復目指す (1/2)

NECは12日、2008年度の決算を発表した。

[ITmedia]

09年度の売上高予測は4兆円割り込む

 NECの2008年度(2008年4月1日〜2009年3月31日)の連結決算は、売上高4兆2156億円で、前年同期比で8.7%減。営業損益は62億円(前年度比1630億円減)、経常損益932億円(前年度比2054億円減)、当期純損益は2966億円(前年度比3193億円減)でそれぞれ赤字となった。

 会見で矢野薫社長は、09年度の見通しについては、厳しい経営が続くものの、固定費削減努力によって営業損益は1000億円、純損益は100億円それぞれ黒字になるとした。ただし、09年度の売上高予測は3兆7300億円で、4兆円を割り込む見通しが明らかになった。このことについて矢野社長は、「厳しい環境を考慮して4兆円を割り込む予想をしているが、営業担当には4兆円を超えようとハッパをかけている」と話した。

「素早く回復基調に乗り将来に備えたい」と話す矢野社長

 説明の中で何度も繰り返されたのは「不採算事業の撲滅」というフレーズ。2010年4月1日を目処にルネサステクノロジとの事業統合を予定しているNECエレクトロニクスや、先日完全子会社化した電子部品企業のNECトーキン、NEC液晶テクノロジーなどが受け持つ分野での事業ポートフォリオを見直す。液晶事業については「方向としてはexitすることになる」(矢野社長)と、撤退の方向性を示した。

 08年度の営業損益実績で、最も大きな赤字幅を出しているのが半導体、電子部品などのエレクトロンデバイス分野で、867億円。次いでIT/ネットワークソリューション分野で358億円、モバイル、PC分野で311億円となっている。09年度予想では、エレクトロンデバイス分野が前年比743億円増と最も大きな上昇幅を見込んでおり、回復基調に乗れるかどうかは、半導体、電子部品分野がカギになるとみられる。

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