Mozilla Japanと知床財団、新感覚のネットプロモーションを開始

Mozilla Japanと知床財団が共同で企画した「Discover Shiretoko」キャンペーンでは、Canvasを用いたインタラクティブ性の高いサイトを設け、ユーザーの参加を促している。

» 2009年06月23日 14時00分 公開
[ITmedia]

 Mozilla Japanは6月23日、財団法人知床財団と共同し、「Discover Shiretoko」キャンペーンを開始した。このキャンペーンは8月31日まで開催される予定で、キャンペーンへの参加は、「interFORest 参加ページ」から行える。

 現在RC2がリリースされ、まもなく正式リリースが予定されているFirefox 3.5は開発コード名に日本の国立公園である「知床」(Shiretoko)が当てられている。今回、Mozilla Japanでは知床財団とのコラボレーションを企画、Firefox 3.5だけでなく、知床財団による自然保護の取り組みを広く知ってもらうことが狙いにあるとしている。

interFORestでは、キャンペーンの広がりと森の成長がリンクする仕掛けが構築されている。それぞれの木のコントリビューターもクリックで表示できる

 Discover Shiretokoでは、キャンペーンの広がりをWeb上で可視化する仕掛けとして、ユーザーが仮想的な植樹を体験できる「interFORest」も実施されている。

 interFORestでは、ユーザーが自分のブログやWebサイトにDiscover Shiretokoのバナーを貼ると、それが一本の木として知床半島をモチーフにしたinterFORestのページにも植樹される。この木はバナー経由の来訪者があるとそれを木の成長として表現されるため、キャンペーンの広がりがWeb上の森が育っていく様子で把握できるようになっている。

 interFORestでは、実際の知床の天気や時間にあわせて空の様子や明るさが変化したり、ユーザーの操作により動的に変化するなど、一見Flashで作成されたように思えるが、実際には、W3Cで策定中の「HTML5」に追加される予定の2DグラフィックAPI「Canvas」を用いて記述されている。このため、HTML5への対応が進んでいないブラウザでは表示されないケースもある。

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