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Weekly Memo:富士通とOracleがクラウド連合を結成する日 (1/2)

富士通とOracleがクラウド連合結成へ!? 先週発表されたOracleのラリー・エリソンCEOが創業したネットスイートと富士通の業務提携は、その布石との見方も――。


富士通がクラウド型ERPに参入

 米Oracleが米Sun Microsystemsを買収したことで、従来からSunとつながりの深い富士通とOracleの関係はどうなっていくのか。その行方は今、IT業界の最大の関心事となっている。

 そんな折り、先週5日に興味深い発表があった。富士通とネットスイートが、SaaS型アプリケーションの販売に関する業務提携を結んだのがそれだ。Oracleのラリー・エリソンCEOが創業したネットスイートは、同氏が描くクラウドコンピューティング事業構想における戦略会社との見方もある。

 富士通と富士通ビジネスシステム(FJB)がネットスイートと提携して販売を始めたのは、SaaS型のERPアプリケーション「NetSuite」およびCRMアプリケーション「NetSuite CRM+」。富士通とFJBは中堅・中小企業向けを中心に、これらの導入時のインテグレーション、コンサルティング、サポートサービスを提供する。

 また、富士通とFJB、ネットスイートの3社は、これらのサービスを販売するパートナーの開拓、国内市場のマーケティング活動を共同で実施するとともに、多様な国内企業のニーズに合わせてサービスの機能・性能の向上に取り組んでいく構えだ。

 さらに詳しい提携内容については、すでに報道されているので関連記事等を参照いただくとして、ここでは提携の発表会見を行ったネットスイート首脳陣の発言をピックアップしておこう。

weekly0810.jpg 記者会見に臨む米ネットスイートのザック・ネルソンCEO(左)と同社日本法人の田村元社長

 まず、米ネットスイートのザック・ネルソンCEOは富士通との提携について、「当社にとっても業界にとっても非常にインパクトのある出来事。米HPとも販売提携を結んでいるが、協業範囲の広い富士通との提携は最も重要だと認識している。これによって当社の信頼度も一段と高めることができ、日本市場での事業展開も力強く進めることができるだろう。日本におけるクラウドコンピューティングの状況が大きく変わると信じている。富士通とは今後、海外市場での連携も探っていきたい」と語った。

 また、会見の前日にネットスイート日本法人のトップに就任した田村元社長も、「今回の提携における最大の注目点は、富士通が国内においてクラウド型ERPアプリケーションを手がける初めての大手SI企業になったこと。ネットスイートが過去10年間に蓄積した技術やノウハウによって、富士通が早期にビジネスを立ち上げられるように支援したい」と力を込めた。

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