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» 2009年10月23日 16時55分 公開

オルタナブログ通信:デジタルコンテンツは出版を変えるか (1/3)

ITにまつわる時事ネタなどを220組を超えるブロガーが発信するビジネス・ブログメディア「ITmedia オルタナティブ・ブログ」。その中から今週は、「読書の秋」「デジタルコンテンツ」「Twitter」「ソーシャルゲーム」をテーマに紹介しよう。

[森川拓男,ITmedia]

あるサービスの終焉

 10月14日、いつものようにメールをチェックしていた筆者の目に、驚きのタイトルが飛び込んできた。岩永慎一氏「THE SHOW MUST GO ON」のテクノラティジャパンの全サービスが23日で終了?!で取り上げられた、「テクノラティジャパン サービス終了のお知らせ」である。これまでもいくつかのネットサービスが終了するということはあったし、これからもあるだろう。しかしこれだけ急に、しかも全サービスを終了というのには、驚かざるを得なかった。サービス終了は10月23日の12時ということなので、本稿が掲載されるころには、すでに終了してしまっているというわけだ。いろいろ事情はあるのだろうが、馴染んだ名称のものが終了という知らせは物悲しさを覚えてしまう。

 今回の「オルタナブログ通信」は、10月8〜14日にかけて「オルタナティブ・ブログ」へ投稿されたエントリーの中から、「読書の秋」「デジタルコンテンツ」「Twitter」「ソーシャルゲーム」といったキーワードに注目した。読者がオルタナティブ・ブログを読む際の参考にしていただければ幸いだ。

 まずは10月8〜14日を10月2週とした、過去8週分のオルタナティブ・ブログへの投稿状況を可視化したグラフを見ていただこう。

10月8〜14日を最新としたオルタナティブ・ブログのステータス

 投稿総数が3週連続で200の大台に乗り、右肩上がりの傾向が顕著となった。さらに今回は、4つ以上投稿をしたブログが微増した。これを後押ししているのは、Twitterの日々のつぶやきをまとめて自動投稿している複数ブロガーなのだろうか。この傾向は、しばらく注視していきたい。

 それでは、10月8〜14日にかけてオルタナブロガーが注目してきたのはどのような話題だったのか、振り返ってみたい。

読書の秋にオススメしたい、この1冊とは?

 読書の秋ということだろうか、ばんちょ〜こと鈴木麻紀氏「事務局だより」から、あの人にオススメしたい、この1冊 〜 番長と遊ぼう!という新たなる「番長と遊ぼう」のテーマが提示された。本を勧めるというのは、簡単なようで難しいことからか、今回の期間では、次の4本しかエントリーはなかったが、このあとにエントリーが続いているので、次回も引き続き紹介したい。

ブロガー ブログ あの人にオススメしたい、この1冊
小俣光之氏 プログラマー社長のブログ 番長と遊ぼう:あの人にお勧めしたいこの一冊:吉川三国志
佐川明美氏 佐川明美の「シアトルより愛を込めて」 ばんちょ〜さんにおススメしたい、この一冊
竹内義晴氏 竹内義晴の、しごとのみらい 【番長と遊ぼう!】ボクがあの人にオススメしたい、この1冊
廣江慈郎氏 モノを買わなくなった時代、ほな何やったら買うてもええねやろ? 渋々。。。番長と遊ぼう!(仮題)

 筆者がオススメしたい1冊も紹介しておこう。創元推理文庫の『日本探偵小説全集2 江戸川乱歩集』だ。誰にと問われると悩んでしまうが、江戸川乱歩を読んでみたい人には、さまざまな乱歩の顔を読める良書だと思う。さらに、筆者が1番好きな作品である「芋虫」が収録されているのもポイントが高いのだ。

 ある時期から、オルタナブロガーの著作物がずいぶんクローズアップされている。もちろん、オルタナティブ・ブログへの参加以前から多数の著作を持っている人もいるのだが、オルタナティブ・ブログに参加したことがキッカケで本を著した人もいる。

 その一人である永井孝尚氏「永井孝尚のMM21」が、10月12日に『朝のカフェで鍛える 実戦的マーケティング力』が生まれるまで(最終回):今後の展望をアップしている。9月20日の『朝のカフェで鍛える 実戦的マーケティング力』が生まれるまで(1):まえがきから17回に渡ってつづられた、本作りの興味深いエントリーが完結した。

 本に関連する興味深いエントリーを2本紹介したい。

 まず、佐藤奈穂子氏「"さとなお"の『Marcom的日々』」の紙ベースの製品総合カタログは、果たして"必須"営業ツールなの?。いろいろうなずけることが多かった。筆者の元にもイベントなどでもらった分厚い総合カタログがあったが、はっきりいって邪魔になる。このようなカタログは、必要なときに印刷できるようなデジタルデータで配布するのがいいかもしれない。

 そして、坂本英樹氏「坂本英樹の繋いで稼ぐBtoBマーケティング」の固定観念には逆らえない:ラー油と間違えて、ラー油の本を買ってしまう人続出の理由とはである。楽天サイトで、人気のラー油と間違えて、ラー油解説本を買った人が、何人もいたというのだ。このような人がいたということは、利用者の側に楽天サイトに対する固定観念があるのだろう。Webサイトデザインを考えるときに参考になりそうな話だ。

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