約20万件の個人情報などを含むノートPCが盗難に、インプレスが発表

インプレスホールディングスは、グループ各社や業務受託先企業が関連する約20万件の個人情報などを記録したノートPCが盗難にあったと発表した。現時点で流出の事実は確認していないという。

» 2010年02月12日 20時13分 公開
[ITmedia]

 インプレスホールディングスは2月12日、同社従業員が業務に使用していたノートPC1台が盗難事故にあったと発表した。PCには個人情報を含む同社およびグループ各社、業務受託先企業に関係した約20万件の個人情報などが記録されていたという。

 同社によると、ノートPCは1月29日に従業員が帰宅する途中で盗難にあった。所轄の警察署に被害届を提出しているが、現時点においてPCは見つかっていない。11日時点では顧客企業などの情報が不正利用されたり、第三者へ流出したりした事実は確認されていないとしている。

 盗難にあったPCには、同社グループのコンピュータシステム開発時に利用したデータの一部や、過去の受注情報を保存していた。この中には各企業で扱っていた氏名、住所、電話番号などのほか、ファックス番号やメールアドレス、会社名、部署名、取引金融機関の口座番号が含まれている可能性がある。情報の総件数は22万6317件で、うち19万7907件が個人情報だという。

 盗難にあったPCではIDおよびパスワードを設定していた。同社ではシステム的、物理的なセキュリティの強化をはじめ、個人情報を記録しているPCの社外への持ち出しを厳格に制限し、情報管理のさらなる徹底や、情報セキュリティ研修などの実施による教育を強化して再発防止につとめると表明している。

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