MicrosoftのVBScriptに未修正の脆弱性、アドバイザリーが公開

IEにおけるVBScriptとWindows Helpファイルの相互利用に関して脆弱性が存在するという。

» 2010年03月02日 08時17分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは3月1日、Internet Explorer(IE)のVBScript利用に関する未修正の脆弱性情報が新たに公開されたとして、アドバイザリーを提供して注意を促した。

 アドバイザリーや同社セキュリティ対策センターのブログによると、脆弱性はIEにおけるVBScriptとWindows Helpファイルの相互利用に関連した問題に起因する。攻撃者は細工を施したWebページにユーザーをおびき寄せ、ポップアップ表示でだまして「F1」キーを押させる手口で、任意のコードを実行できてしまう可能性があるという。

 影響を受けるのは、Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003の各OS。一方、Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008、Windows Vistaではこの脆弱性の悪用はできないことが分かったとしている。

 Microsoftは調査を完了後、月例または臨時パッチでこの脆弱性を修正する方針。現時点で、この問題を突いた攻撃は確認されていないという。

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