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» 2010年04月26日 19時27分 UPDATE

EMC、クライアントPCを対象とした重複除外バックアップ製品を発表

EMCジャパンは、重複除外バックアップソリューション「Avamar」にクライアントPC向け機能を追加、「Avamar Desktop Laptop」として販売開始する。

[石森将文,ITmedia]
murayama.jpg EMCジャパン BRS事業本部 システムズ・エンジニアリング本部 シニアシステムズ・エンジニア 村山雅彦氏

 EMCジャパンは4月26日、大規模な重複除外ソリューションとして提供してきた「Avamar(アバマー)」に、新たに企業内のクライアントPC向け重複除外バックアップ機能「Avamar Desktop Laptop(アバマー デスクトップ ラップトップ、以下Avamar DT/LT)を追加すると発表した。同日より販売開始する。

 クライアントPCのバックアップ体制を確立するには、いくつかの乗り越えるべきハードルがある。バックアップ作業をエンドユーザー任せにすると、実施が徹底されにくく、またデータをリカバリする際はエンドユーザーからIT部門に依頼をしなければならないなど、手間が掛かっていた。

 クライアントPC自体、デスクトップ型であるとは限らない。(当然、セキュリティを担保した上で)ノートPCを持ち歩き、モバイルワークするスタッフも多く、ネットワーク経由でのバックアップが困難になっている。

 EMCジャパンは今回、既存製品であるAvamarが、大規模(数千台)なクライアントPCのバックアップに適していることに着目したという。その根拠として同社 BRS事業部の村山雅彦氏は、重複除外済みのブロックのみ転送するためネットワーク負荷が低く、クライアントPCに常駐するエージェントのメモリサイズは5Mバイト以下で、かつ何台バックアップしてもクライアントライセンスが不要であることなどを挙げる。

 特に重複除外のアルゴリズムについては、一般的な「固定長ブロック分割」に対し、差分オブジェクトを最小化できるようにブロック分割を図る「可変長ブロック分割」採用、バックアップ用のネットワーク帯域を最大500分の1にまで削減できるとした。

 利用をエンドユーザーと想定して、Webインタフェースの管理画面を開発した。プルダウンメニューなどの操作でオペレーションできる。通常は、管理者が設定したポリシーベースでバックアップされるケースが多いと考えられるが、ファイルのリカバリなどをユーザー自身が行うことに備え、用語解説も含めたヘルプ画面が用意されている。また10カ国語に対応しており、海外でも事業を展開している企業でも、ローカライズは不要だ。

 Avamar DT/LTは、最大5000台のクライアントPCを対象に、バックアップが可能。基本的に、アプライアンスサーバ(Avamar Data Store)とソフトウェア(Avamar)の組み合わせで提供する。それぞれ税込み343万5000円からと、税込み186万5000円から。なお既にAvamarを利用しているユーザーは、無償でAvamar DT/LTを利用できる。

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