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» 2010年06月12日 08時30分 UPDATE

ビジネスマンの不死身力:「本当のプラス思考」になる方法 (1/2)

目の前の嫌な出来事も、見方を変えればポジティブな側面がある。プラスに考える思考習慣を作るヒントをお伝えしよう。

[竹内義晴,ITmedia]

少し考え方を変えることで、仕事を楽しく充実したものに。「ビジネスマンの不死身力」では、そのノウハウをお伝えします。


 仕事をする上で、できれば毎日わくわくした気持ちで働きたい。望むような出来事が続けば気分も高揚するが、実際はそうとは限らない。嫌な出来事が起きたときは、気分が滅入りがちになる。

 望んだ成果が得られない時には、プラス思考やポジティブシンキングが大切だと言われている。だが、その大切さを頭では理解できても、実際に嫌な出来事があったとき、それを前向きに考えるのは難しいものだ。

 今回は、嫌な出来事がプラスに働く場面や意味を考えることで、「本当のプラス思考」になる方法をお知らせしよう。

プラス思考の難しさ

 プラス思考には、ネガティブな出来事について考えないようにするというニュアンスがある。その上で「自分はできる」「ピンチはチャンスだ」などと、前向きな思考をすることだと考えられている。だが、こうした思考自体に根拠がないために、思い込もうとすれはするほど苦しくなる。

 また、物事のプラスの側面だけを見ていると、「なぜうまくいかないのだろう」という気持ちが強くなる。無理にプラス思考に頭を持って行こうとするあまり、「プラス思考ができなくてだめだな」と自責の念に駆られることもあるだろう。

「してはダメ」と思うと「したくなる」

 わたしたちは「してはだめ」と思うと「したくなる」という気持ちが働く。

 例えば、あなたは今までダイエットを試みたことはあるだろうか。ダイエットの始まりに「食べてはいけない」と心に決めるものの、そう思えば思うほど、大好きな食べ物が思い浮かび、食べたくて仕方がなくなる。ダイエットに限らず、このような気持ちが働いたことがある人も多いだろう。

 望む成果が得られない時は、ネガティブな考えはやめてプラス思考に切り替えようとする。だが「ネガティブに考えてはダメ」と思うほど、むしろ「ネガティブなことを考えたくなってしまう」ものである。多くの人が感じているプラス思考の難しさは、実はこうしたメカニズムにあるのではないだろうか。

出来事がプラスに働く場面を考える

 本当のプラス思考とは「気分が乗らない」「うまくいかない」といったネガティブな側面にも目を向けて、その内容や行動がプラスに働く意味を考えることを指す。「ネガティブな出来事に目をつぶり、無理やりポジティブに考えること」ではない。

 この違いについて天気を例に考えてみよう。晴れの日は気分も晴れやかになるが、雨の場合はゆううつな気持ちになる。この場面を一般的なプラス思考で考えると、「今日は雨だけれど、とにかく気持ちを切り替えよう」という思考となる。だが、気持ちを切り替えることに根拠がないため、気持ちはなかなか切り替わらない。

 この場合、「雨が役立つ場面」を探してみるのが効果的だ。例えば、「雨のおかげで農作物が育つ」のように、「○○のおかげで〜」に続く文章を考えてみるのだ。雨にも役立つことがあることに気付けば、それを受け入れることにつながり、気分も前向きに変わってくる。

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