公衆電話(の使い方)を知らない子どもたちオルタナブログ通信(1/4 ページ)

約260人のブロガーが日々、ITにまつわる時事情報などを発信しているビジネス・ブログメディア「ITmedia オルタナティブ・ブログ」。今回は「iPad」「電子書籍」「公衆電話」「携帯電話」について紹介しよう。

» 2010年07月30日 17時00分 公開
[森川拓男,ITmedia]

iPadをあまり使わなくなった

 iPadあんまり使わなくなりました。たぶん、まだ使うと思いますけど、今後、最初に買ったときほど積極的に使わないと思います。

 iPadをあんまり使わなくなりました。:村上福之の「ネットとケータイと俺様」


 iPadが登場してしばらく経過した。一般ではまだ試行錯誤の段階のようだが、展示会や店頭などで、iPadを活用している姿を見掛けることが増えてきた。ひところのように、家電量販店などでiPadを試用するのに行列が、ということも少なくなってきたようだ。

 iPadを購入したユーザーはどうかというと――村上福之氏「村上福之の「ネットとケータイと俺様」」のiPadをあんまり使わなくなりました。というエントリーが気になった。iPadを『魔法のツール』として取り上げることが多いオルタナブログの中では、珍しい意見だ。

 正直な感想を漏らせば、筆者も同感する部分が多い。仮にiPadを入手したとしても、思ったほど使わずに終わってしまいそうである。

 村上福之氏が言うように、スマートフォンにしては大き過ぎるし、ノートパソコンとしてはできないことが多い。iPadならではの機能もあるのだが、そういった使い方をしないのであれば、あまり意味はないように思える。コメントで寄せられているように、「パソコンを使いこなしている人には使い道の難しい」ツールなのかもしれない。

 もちろん電子書籍リーダーの新しい形など、iPadならではの興味深い部分もある。ただ、「それだけでは……」というユーザーも案外多いのではないだろうか。iPadが活用される舞台は、コメントに書かれていたような『商業』にあるのかもしれない。

 iPadは所詮デバイスの1つであって、それ以上でも以下でもない――しかし実際には、ユーザーもメディアも、そして開発者までも、それ以上のことを期待し過ぎているのではないだろうか。前回のオルタナブログ通信において取り上げた、宮崎駿監督のiPadに関する発言から派生した2本のエントリーを紹介しておきたい。

ブロガー ブログ iPadと道具は使いよう
鈴木麻紀氏 事務局だより とある出版業出身者のつぶやき
永井孝尚氏 永井孝尚のMM21 Macやパワポに振り回されないこと

 iPadを使いこなす人になるのか、それとも使うだけの人になるのか、はたまた最初から見向きもしないのか――。

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