攻撃の手口としては、細工を施したPDFファイルをBlackBerryスマートフォンで開かせる方法が考えられる。
カナダのResearch In Motion(RIM)は、BlackBerry Enterprise Serverの脆弱性に対処するアップデートを1月11日付でリリースした。
RIMのセキュリティアドバイザリーによると、脆弱性はBlackBerry Enterprise ServerのAttachment ServiceコンポーネントでPDFファイルを処理する際のバッファオーバーフロー問題に起因する。
この問題を突かれると、PDF処理のプロセスが突然終了したり、BlackBerry Attachment Serviceを実行しているコンピュータで任意のコードを実行されたりする恐れがある。攻撃の手口としては、細工を施したPDFファイルを電子メールやWebサイトに仕込んでBlackBerryスマートフォンで開かせる方法が考えられるという。
危険度は共通指標のCVSSスコアで9.3(最大値は10.0)となっている。
RIMはソフトウェアアップデートを公開してこの脆弱性に対処するとともに、攻撃を防ぐための対策としてBlackBerry Attachment ServiceでPDFファイルが処理できないようにする方法を紹介している。
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