塩野義製薬、クライアントPC用のウイルス対策ソフトを刷新

塩野義製薬は国内にある6000台のPCで利用するウイルス対策ソフトを2010年春に刷新した。

» 2011年01月18日 16時14分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 製薬メーカーの塩野義製薬は、国内グループ全社6000台のPCで利用するウイルス対策ソフトを2010年4月に刷新した。導入を支援したKaspersky Labs Japanが1月18日に発表した。

 塩野義製薬では、2006年からグループ全社で使用するクライアントPCの一括調達を実施しており、2010年4月の更改を契機に、「Kaspersky Work Space Security」を採用した。同製品はWindowsおよびLinuxのワークステーション向けのマルウェア/スパム対策機能と、管理者用ツールで構成される。

 従来の製品では、PC起動時や定義ファイルの更新時にPCの応答速度が低下するなどの現象が頻繁に発生し、業務に支障をきたす点が課題になっていたという。機能やパフォーマンス、管理性の観点で製品の選定と評価を行い、Kasperskyの採用を決めた。

 情報技術統括事業部の脇坂哲也氏はリリースの中で、「ウイルス対策とスパイウェア対策を検討しており、トータルセキュリティ管理が可能な点や、シングルコアおよび搭載メモリが512MBという以前のハードウェアスペックでパフォーマンスに影響を与えない点を評価した」とコメントしている。

 また情報戦略企画事業部 事業部長の多賀健二氏は、「対策の効果を生かすため、エンドユーザーのセキュリティ教育を徹底していくことが重要」と述べている。

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