Twitter.comの読み込みが高速化 5分の1に短縮

Twitterが、パーマリンクでのハッシュバング排除やレンダリング設計の改定で、Twitter.comのパフォーマンスを向上させた。

» 2012年05月30日 13時19分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Twitterは5月29日(現地時間)、Twitter.comをアップデートし、読み込みにかかる時間を従来の5分の1に短縮したと発表した。今週中に新生Twitter.comに切り替わる見込み。

 まず、ページ上のパーマリンク(永続的なリンク)に含まれているハッシュバング(#!)を排除した。ハッシュバングはAjaxを利用するための仕組みだが、JavaScriptがパスを解釈する分、読み込みに時間がかかる。これを排除することで、パーマリンクの読み込みを速くしたという。

 hachbang 現行のお気に入りやユーザーアカウントなどのパーマリンクには「#!」が含まれる

 また、外部のWebサイト上でツイートのリンクをクリックしてからTwitter.comでそのツイートを表示するまでの時間を短縮するために、まずサーバでページのコンテンツをレンダリングしてからJavaScriptをロードするようにした。

 さらに、JavaScriptのロード時間も短縮するために、コードを書き換えた。

 Twitterは、このアップデート完了後、さらなる高速化のために、ページの一部のリロードを可能にするHistory APIの実装やサーバのオーバーホールを行う計画だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ