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» 2012年10月23日 08時00分 UPDATE

Teradata PARTNERS 2012 Report:並列処理の3兄弟がそろい踏み? Teradataから「ビッグデータトライアングル」 (1/3)

大統領選挙を来月初めに控えたワシントンD.C.で「Teradata PARTNERS 2012」が開幕した。「Teradata」と「Aster」に「Hadoop」が加わり、並列処理DBの3兄弟がそろい、さまざまな種類のデータを駆使できる「Unified Data Architecture」が発表された。

[浅井英二,ITmedia]
capitolhill01.jpg 紅葉が始まっているキャピタルヒル

 米国の首都であり、政治的影響力では比べるものがない世界の中心でもあるワシントンD.C.は、来月初めの大統領選挙を控え、すっかり秋めいてきた。ポトマック川から遠くまで見渡せる郊外の木々も黄や鮮やかな赤に染まり、朝夕はきりりと身が引き締まる。

 Teradataユーザーグループの年次カンファレンス、「Teradata PARTNERS 2012」は米国時間の10月22日、ワシントンD.C.郊外のホテルで本格的に幕を開けた。ユーザーグループが主体となって企画・運営するこのカンファレンスは今年で27回目を数え、Teradataの歴史とともに歩んできている。

 「Decision Possible」がテーマとなった今回の参加者は昨年に続いて過去最多を記録、3800人を超えるユーザーやパートナーが集まった。25日までの会期中、330以上のセッションが用意され、そのうち125はユーザー企業によるもの。会期中の枠に収まりきらず、日曜早朝から多くのセッションが始まっているほどだ。日本からも三菱東京UFJ銀行ニッセンの2社が選ばれ、その先進事例を紹介する。

laney01.jpg Winn-Dixie StoresのレーニーPARTNERS運営委員長

 ユーザーグループの年次総会であるPARTNERSでは、オープニングセッションの主役も今年の運営委員長に選ばれたWinn-Dixie Storesのマシュー・レーニー氏だ。

 「毎分、2万7000のブログ、48時間のビデオ、10万のツイートが投稿され、世の中にはデジタルデータが溢れ返っている。さらにかつての大型コンピュータも凌駕する機能を備えたスマートフォンの普及が拍車を掛けている。わたしが1989年に大型コンピュータで扱った全社のデータは10Mバイト……。今ならわずか10分の音楽データに過ぎない容量だ」とレーニー氏。

 同氏がエンタープライズ・インフォメーション・アーキテクトとして働くWinn-Dixieは、1925年創業の老舗食料品チェーン。米国南東部を中心に500以上の店舗を展開してきたが、新興企業との競争激化から業績が低迷、2005年には連邦破産法第11条の適用を申請し、再建の道を余儀なくされた。

 レーニー氏は小売業の歴史を振り返り、Searsの大型店舗出店やWalMartのサプライチェーン最適化など、幾度かあった小売業の変革を挙げ、「次のゲームチェンジングは、e-tailing(電子小売業)だ」とした。

 「Appleが携帯電話を変え、YouTubeはテレビを変えようとしているが、こうしたゲームのルールを変える変革には必ずしも大きなチームは要らない。Winn-Dixieでも需要予測プロジェクトは小さなパイロットチームで成功した。このユーザーカンファレンスで秘密のカギを見つけ、あなたが不可能を可能にしてほしい」とレーニー氏は参加者に訴えた。

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