Microsoft、全アカウントに2要素認証のオプション導入

アカウント乗っ取りなどの被害が多発する中、対策強化を求める声が強まっていたことに対応した。

» 2013年04月18日 07時28分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Microsoftは4月17日、Microsoftアカウントのセキュリティ強化策として、2要素認証を利用できるオプションを導入すると発表した。数日中にメジャーアップグレードを行って、Microsoftアカウントの画面に2要素認証のオプションを表示する予定だという。

 MicrosoftアカウントはWindows PC、Windows Phone、Xbox、Outlook.com、SkyDrive、Skype、Officeなど、Microsoftのさまざまな製品やサービスに使われており、これら全アカウントでユーザーが2要素認証のオプションを選択できるようにする。オンラインサービスの普及に伴いアカウント乗っ取りなどの被害が多発する中、対策強化を求める声が強まっていたことに対応した。

 2要素認証を有効にすると、パスワードに加えて、例えばスマートフォンに送信されるコードや、登録した電子メールアドレスなどの入力を求められるようになる。

 Windows Phoneでは認証アプリの「Microsoft Authenticator」を使って2要素認証のためのコードを生成し、次回サインオンするときにそのコードを入力する。このコードはオフライン状態でもアクセスできる。

 頻繁に使う端末では、いったん入力したセキュリティコードを記憶して、次回以降は入力せずに済むオプションも選択できる。この機能はこれまでIEのみに対応していたが、今後は全主要ブラウザに対応するという。

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