シマンテック、コンシューマー向けの「ノートン セキュリティ」を発売

店頭向けパッケージ版は、従来では個別製品だった「ノートン 360」「ノートン インターネットセキュリティ」「ノートン アンチウイルス」を統合している。

» 2013年09月20日 08時00分 公開
[ITmedia]

 シマンテックは9月20日、コンシューマー向けセキュリティソフトの新製品「ノートン セキュリティ」および「ノートン セキュリティ with バックアップ」を発売した。新機能や機能強化を図ったほか、ライセンス体系を刷新している。

 ノートン セキュリティはWindows、Mac、Android、iPhone、iPadの中から最大3台の端末にインストールして利用できる。量販店などで販売するパッケージ版は、従来製品の「ノートン アンチウイルス」「ノートン インターネットセキュリティ」「ノートン 360」を統合したものとなる(従来製品は同社のオンラインストアでのみ販売予定)。ノートン セキュリティ with バックアップでは25Gバイトのオンラインストレージを利用したバックアップ機能も搭載する。

「ノートン セキュリティ」シリーズ

 10月から提供するユーザー向けの管理ツール「ノートン マネジメント」からインストール先の端末を変更したり、ライセンスの追加購入やノートン セキュリティ with バックアップでのオンラインストレージ容量の追加購入ができる。なお、追加したライセンスの有効期限は本体の有効期限と同じになるという。

 機能面ではWindows環境でマルウェアに破壊されたり、改ざんされたりしたWindowsのシステムファイルの修復機能を強化。同社のクラウドベースの脅威解析基盤や挙動ベースの保護エンジン「SONAR」を活用し、マルウェアによる攻撃の痕跡情報をもとに、システムを迅速に元の状態へ戻すとしている。SONARエンジン自体も強化し、例えば、正当なWindowsのプロセスを不正操作して不具合を装うマルウェアの検知・駆除に対応した。

 このほか、昨年版製品に比べて起動時間で15%、インストール時間で10%短縮し、スキャン中のメモリ使用量も100Mバイトに抑えてパフォーマンスを改善したという。パスワード管理ツールの「Norton Identity Safe」ではフォーム入力の改善やドラッグ&ドロップ、保存データの検索などをツールバーから直接使用できるように操作性を向上させた

 両製品とも価格はオープンで、推定実売価格はノートン セキュリティ1年3台版が6980円、ノートン セキュリティ with バックアップ1年3台版が8980円となっている。

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