「情報システム部門の危機」、その実像とはホワイトペーパー

「情報システム部門の危機」はさまざまに語られてきた。だが、現状を踏まえない議論には意味がない。ソニーグループのCIOを長期にわたって務めた経験を持つ、ガートナージャパンの長谷島眞時氏に、日本の情報システム部門の危機の文脈を聞いた。

» 2013年12月06日 08時00分 公開
[TechTargetジャパン運営事務局]

 この数年、一部で「情報システム部門の仕事は価値を失う」とか「情報システム部門は将来消滅する」といった言い方がなされるようになってきた。これは、一般企業において、ITの利用形態が、社内での運用から、クラウドサービス依存へ移行することを前提とした議論だと考えられる。

 こうした言い方は、表面的で無責任なことが多い。ITを機能だけでとらえれば、クラウドサービスですべてのアプリケーションやITサービスを運用できる。ユーザー部門が自らの判断で、自由に使うことも可能だ。だが、それで最終的な責任が取れるのか。

 職歴のほとんどを情報システム畑で過ごし、ソニーグループでCIOを務めた経験を持つ、ガートナージャパンの長谷島眞時氏は、もちろん上記のように浅薄な情報システム部門不要論を語らない。しかし、同氏も、「情報システム部門に静かな危機が迫っている」と考える。関係者は、企業の情報システム部門の今後をどう考えるべきか。IT INSIDERでは、今号と次号の2回にわたり、長谷島氏にこれを聞いた。

「情報システム部門の危機」、その実像とは

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