Adobe、Flash Playerの更新版公開、「重要」レベルの脆弱性を修正

同一生成元ポリシー迂回の脆弱性と、クリップボードのコンテンツ読み込みに使われる恐れのある脆弱性が修正された。

» 2014年03月12日 07時26分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Adobe Systemsは3月11日、Flash Playerの脆弱性を修正するセキュリティアップデートをWindowsとMac、Linux向けに公開した。

 同社のセキュリティ情報によると、今回のアップデートでは同一生成元ポリシー迂回の脆弱性と、クリップボードのコンテンツ読み込みに使われる恐れのある脆弱性が修正された。

 脆弱性の緊急度は2件とも、4段階で上から2番目の「重要」と評価している。優先度はWindowsとMacについては「2」、Linuxでは「3」に指定され、現時点で攻撃が発生するなど差し迫った状況にはなっていないことを示している。

 脆弱性を修正したFlash Playerの最新版は、12.0.0.77(WindowsとMac向け)、11.7.700.272(同)、11.2.202.346(Linux向け)の各バージョンとなる。WebブラウザのGoogle ChromeとWindows 8.0上のInternet Explorer(IE)10およびWindows 8.1上のIE 11については、Flash Playerも自動的に最新バージョンに更新される。

2件の脆弱性に対処した

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